ということで、昨日は結婚記念日なのだった。早いもので今年で 12 年目。巡り巡って干支も一周である。なんだかつい昨日のことのような、遙か昔の話のような。しかし 12 年と改めて思うと、もうそんなに経ったのかと、ある種、恐怖さえ感じる。
ところで結婚して 12 年も経つと、いろいろなものが壊れてくるのである。それは何か。まずは何はなくとも夫婦仲、という洒落にならない危険な自虐ギャグはおいておいて、やはり壊れるのは家電品の数々である。そもそも我々夫婦は結婚以前、それぞれの実家で暮らしていたので、結婚を契機にテレビや冷蔵庫、電子レンジなどの一般家電品をすべて新調した。当然最初は新品バリバリなので快調快適に動作するのだが、12 年という家電品の一般的な耐用年数をはるかに越える年月を経ると、特に稼働時間の長いものから調子が悪くなって病院送りになったり、あるいはそのままお亡くなりになっていくのである。
まずは冷蔵庫。一日 24 時間 365 日休まず稼働しているのだから、まあ真っ先に壊れて当然といえば当然ではある。たしか 4 年ほど前、コンプレッサの不調に続いてモータが壊れ、あえなく買い換えした。次は電子レンジ。これも比較的使用頻度が高い。約 3 年前、おそらくマイクロ波を作り出すマグネトロンがイカれたのか、加熱しようとしても全く熱が加わらなくなってしまった。こちらも買い換え。
さらにテレビ。7、8 年ほど前だったか、突然爆発音とともに白煙が上がり、電源すら入らずにまったくウンともスンとも言わなくなってしまった。サービスセンターに持ち込んで無償修理してもらった後は快調に動いていたが、2 年ぐらい前から今度はチューナーがおかしくなった。電源を入れてしばらくすると、画面全体が色にじみするような感じになり、とてもまともに見ることができない。ただし壊れたのはチューナー部分だけで、とりあえずブラウン管を含む映像出力部分は正常に動くので、ビデオデッキを経由する(ビデオデッキのチューナーを使用する)という苦肉の策で今のところ運用している。ただ最近は電源を入れてから画面が映るまで異常に時間がかかる(およそ 1 分から 2 分ほど)ようになってしまった。非常に危険である。お亡くなりになるまで、正に時間の問題のような気がする。
あとは洗濯機か。数年前に水位センサだかなんだかが壊れて全く洗濯できなくなったが、交換したらなんとか直り、一応現在も使用中。ビデオデッキも一度テープを噛んで動かなくなったものの、その後はなんとか稼働中。掃除機は今まで故障知らずだったが、最近なんとなく吸い込み音が大きくなってきたような気がする。そろそろヤバいかもしれない。
とまあ、完全に壊れて動かなくなったもの、騙し騙しなんとか使っているものなどいろいろあった 12 年であるが、我が家で最も頑丈かつ高耐久性を誇るもの、それは他ならぬ私自身である。ベタなオチですみません。
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