北京赴任時より、日本に帰ったら是非とも走りたいと思っていた東京マラソンだが、昨年そして今年と見事に抽選に外れなんなんだよちきしょー訳のわからん芸能人走らせるぐらいだったら俺に走らせやがれ馬鹿野郎、などとふて腐れていた私である。
しかし捨てる神あれば拾う神あり。昨年買ったジョギングシューズがさすがに一年も使っていたらボロボロになり、先月、新しいシューズを購入したのだった。今回チョイスしたのは世界最高峰のスポーツギアを提供し続けるミズノの最新ランニングウェポン、ウェーブマーキュリー2。一時期アシックスや海外メーカに浮気したこともあるが、幅広、甲高と典型的な日本人の足型を持つ私にとって、最もフィットするのはミズノ製のシューズ。今回も迷うことなくミズノを選んだのである。
東京マラソンはまたもや外れたが、さてこのシューズでまたぞろ走ろうかい、と思いつつレジで会計を済ますと、売り場のお姉さんから一枚の葉書を手渡されたのである。ミズノが協賛している富士山マラソンの参加抽選であった。かつては河口湖マラソンとして、国内でも有数の参加者を誇る大規模な市民マラソンであったが、今年から名前も新たに継続されるとのことである。しかし東京マラソンのこともある。引きの悪い私のこと、まあ当たればめっけものよ、とその時はごく軽い気持ちで葉書を受け取り、必要事項を記入して投函してみた。
大当たりである。当確である。勝訴である。何に勝ちか。
しかし正直驚いた。当たりなんてあるのねほんとに。しかも当選者は参加料なし(フルマラソンの一般参加は9,000円だ)。すげえぜミズノ。太っ腹じゃんかミズノ。俺はもう一生ミズノ以外のランニングシューズは買わん。
そんなわけで突如として決まったマラソンであるが、実はこれが初フルマラソンなのだった。はたしてどうなるか。とは言え北京在住時代に北京国際マラソンでハーフは走ったこともあるし、普段の練習でも週に一度は 20km のコースを走り、最長なら 35km を走ったこともある。少なくとも完走は何とかなると思われる。だが問題はタイムである。出来れば 4 時間切り、いわゆるところのサブフォー達成を目標としたい。持病の右膝痛さえ何とかもてば、という条件付きだが。いやまあ、とりあえず初めてだし、4 時間 15 分ぐらいにしておきます。弱気だな。
ということで、本番は明日。幸い天気は良さそうだし、初冬の霊峰を望みながらの初マラソン挑戦となりそうである。まあ呑気に富士山を眺めている余裕は無いわけだが。
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