脳腫瘍の治療に専念するため、2004 年シーズンを休養することになったリチャード・バーンズに代わり、スバルのセカンドシートにはミッコ・ヒルボネンが座ることになった。噂されていたコリン・マクレーの復帰は、契約のもつれ(高額の年俸がネックになったらしい)によりご破算になってしまったようだ。2003 年シーズンのドライバーズ・チャンピオンのペター・ソルベルグと、かつてスバルでチャンピオンになったことのある「元祖暴れん坊」マクレーのコンビで、2004 年は面白いことになると思っていたのだが、残念ながらマクレーは来ず、代わりにヒルボネンの加入となったわけである。
ちなみにヒルボネンは、2003 年シーズンはフォードのワークスドライバーとしてフォーカス WRC をドライブし、第 7 戦のキプロスでは 6 位入賞の実績をもつ。出身地はフィンランド・ユバスキラ。1980 年生まれの 23 歳である。たいへん若い。昨今の WRC 界は、90 年代に活躍したベテランドライバーの相次ぐ引退やシート喪失、そして対する若手の台頭と、新旧世代交代の大波が押し寄せているが、スバルもこれで一気に若返りを図ったわけだ。もっとも年間 14 戦から 16 戦に増えたことによる(ついに来年は日本でも WRC だが)予算高騰で、ドライバーに高いギャラを払う余裕がなくなってしまったという台所事情もあるのだけど。
それにしても、ソルベルグといいヒルボネンといい、いつの間やら WRC ドライバーの多くが私よりも年下になってしまった(ヒルボネンなぞ一回り以下だ)。私も歳を食うわけである。
コメントのテスト。
メールアドレスを入力しなくてもコメントを投稿できるように設定しました。
投稿情報: ハマダ | 2003年12 月15日 (月) 22:01