イラクの元大統領サダム・フセインを、故郷のティクリート近くで拘束と発表された。まさか、まだ生きていたとは。ちょっと驚き。
しかしこうしていったん生きていたと発表してしまった以上、よもや即刻処刑してしまうわけにもいかないだろう。あれだけ「ある」と言い切ってしまったものの、いまだイラクでは大量破壊兵器は見つかっていないし、アルカイダなどのテロ組織との関係を示す証拠も本当にあるかどうかは疑わしい。仮になにがしかの裁判を行うとしても、フセイン自身にも発言させなければいけないだろう。そのまま殺してしまっては、アメリカこそ国際的な人権蹂躙の独裁国家ということになる。
一方、テロを繰り返している旧フセイン派にとっては、「フセイン拘束」はどううつるのだろう。フセインが本当に生きていた事が証明されて、かえって士気があがるような気もする。フセインの今後の処遇をどうするのか、そして今後のイラク復興にどういう結果をもたらすのだろうか。実に興味深い。
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。