北京オリンピック開幕まであと一週間。中国国内のテレビや新聞はすっかりオリンピック一色である。一時はこれでもかというぐらい報道されまくった四川大地震関連のニュースも、オリンピック関連の話題におされ、その後の状況なども含め、ほとんど流れることはなくなった。そんなこともあったねえ、というか、今や無かったことになっていると言っても過言ではない。
そんな中、久々に見かけたのがこのニュース。
■ASIMOが来た 四川の子ども励ます
(asahi.com:http://www.asahi.com/international/update/0728/TKY200807280084.html?ref=any)中国・四川大地震で被災した子供たちを励まそうと、ホンダの人型ロボット「ASIMO(アシモ)」が28日、当地の私立外国語学校小学部を訪れ、子供たちとゲームをするなどして遊んだ。
ASIMOは中国語で子供たちに自己紹介した後、一緒にじゃんけんやミニ・サッカーをしてふれ合った。中国での実演は北京や上海のモーターショーでこれ までにもあったが、学校を訪れて子供たちと交流するのは初めて。30日まで滞在し、徳陽市周辺で被災した小学生や幼稚園児ら計5千人を励ます。
同小6年の代宸吉さん(12)は「科学技術は進歩している。サッカーでも、やっぱりASIMOが勝った」と目を輝かせていた。
このニュースを読んで、そうかそうか ASIMO もこんなところで役に立っているのだなあ、という素朴な感想とともに思い浮かんできたのが、あの中国のロボットである。数年前、突如として世に送り出された中国最新鋭ロボット。中国科学技術の粋を結集し、あの新華社通信をして「中国のロボット技術はホンダやソニーについに追いついた!」との豪語が世界中に笑撃、いや衝撃を与えた中華式全自動人型歩行マシン、その名も「先行者」。
未曾有の大災害によって人民が打ちのめされ、子供達から笑顔が消えたこういう時こそ、こんな時だからこそ君の出番ではないのか。ライバルたる日本のロボットなぞに、それこそ「先行」されて悔しくないのか。中国四千年の技術と英知を集めて開発された君のこと、じゃんけんやサッカーぐらい軽いものだろうが。
発進せよ、先行者! 中国人民の明日のため、股間の中華キャノンをぶっ放せ!
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