ちょっと、ほんとに、洒落にならないぐらい忙しいことになっております。
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相変わらず寒い日々が続く北京ではあるが、基本的に一年を通じて乾燥したところなので、冬の間も雪が降ることは数えるほどしかない。しかし中国南部では何十年に一度かという大雪に見舞われてエライことになっているらしい。特に今回の大雪は、安徽省、江西省、湖南省、湖北省、重慶市、四川省、陜西省など、普段それほど雪が降らない地帯でドカ雪になったために被害が拡大。 10 万世帯以上の家屋が倒壊、8000 万人近くの人たちが被災し、わかっているだけで死者は 24 人に達したという。
中国の南沿岸部に位置する上海も記録的な大雪に見舞われているらしい。昨日上海の取引先の人と電話で話したのだが、市内も相当量の積雪になっているらしく、高速道路は全て通行止め。おかげで市内の自宅から郊外の会社まで、普段なら車で三十分ほどのところが大渋滞で三時間以上かかるという。また道路も止まれば飛行機も止まる。人の流れも物流も完全に麻痺したおかげで全く仕事にならないとのこと。難儀なことである。たかが雪、されど雪。中国一の大都市、上海も東京と同じで自然災害には滅法弱いことを露呈してしまったわけか。
また、特にこの時期は春節(旧正月)の帰省ラッシュに当たり、ただでさえ一年で最も混雑する時である。しかし当然ながら大雪の影響で交通機関も大混乱。北京でも帰省客の多くが利用する北京西駅では、荒天の影響で大幅に遅れの出ている列車を待つ人があふれかえる事態が発生し、武装警察が出動して秩序維持に躍起になっているそうである。ただでさえ凍死しそうな寒さの中、いつ来るとも分からない列車を何時間もひたすらじっと待っていれば、そりゃ短気な中国人でなくても暴動の一つぐらい起きてもおかしくない。
と中国南部では大変なことになっているが、幸いというか何というか、とりあえず北京は雪も降ることなく、したがって私の北京生活が雪によって直接被害を被っていることはない。しかし会社方面では物流の混乱の影響で、工場に入荷する部材の一部の納入が滞るものが出てきた。特に深センや上海など南から運ばれてくる物は、先週あたりから納期遅れが目立つようになってきた。幸いというか何というか、来月は春節の休みがあるので生産量的にはいつもの月よりも少なめだからまだいいが、これが長引くようなら、なにがしかの対策を考えなければならんよなあ。
とまあ大雪で大変だこりゃ、と思っていたら、今度は毒入り餃子ですか。ううむ。