止まった心臓に電気ショックを与えて、不整脈を正常な状態に戻す医療器具AED(自動体外式除細動器)の学校への配置について、北海道教職員組合(北教組)は12日、札幌市で始まった定期大会で「一方的な導入に反対する」との方針を表明した。AEDは公共施設などでの設置が広がり、救命活動に生かされたケースが全国で報告されている。学校への設置推進は、道教委が進めるばかりでなく、北教組が支持する民主党も4月の札幌市議選で公約に掲げていた。導入反対方針には組合員からも疑問の声が上がっている。北教組議案では、反対理由について<1>配備より、学校の安全体制づくりなどが主体<2>AEDは「医療行為」であり「有効性、必要性、安全性」に疑問がある――とし、「講習の強要など様々な問題が生じている」ことを理由に「一方的導入に反対していかなければならない」と記されていた。
定期大会では、代議員から「命にかかわる問題で、(設置反対に)市民の理解は得られないのでは」との質問があった。北教組執行部は「全面的に否定はしていない。AEDは万能ではなく、一般的には成人向けで有効性に疑問がある。まれに火災を起こす」などとし、「導入については慎重な対応が必要だ」と答弁した。
どこから突っ込んでいいのか、というか、この連中が何を言っているのかさっぱり理解できない。機械を設置するより安全体制作りを優先するだの、AED は有効性や安全性に疑問があるだのもっともらしいことをほざいているが、つまるところの反対理由は「講習の強要など様々な問題が生じている」につきると。生徒が突然の心停止で死のうがどうしようが、何より一番大事なのは手前の教条だと。まあそういうことか。
確かに何事にも 100% 安全安心などということはない。しかし現状で考えられる最良の手段を選択するのもまた、大人の判断なんじゃないだろうか。ましてやそれが人の命、それも自分たちが預かる子供達のことであれば、なおさらそう思うのが普通の思考回路ではないのか。これを何の思想の影響か知らんが、あれこれ難癖つけて拒否しようとするなぞ、およそまともな人間のやることではない。いやほんと、あっちの北もこっちの北も、キチガイの考えることは私なぞにはまったくわかりまへん。
しかしこれ、こんな言い草に賛同する保護者って、いったいどれぐらいいるんだろうか。
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