ここのところ、というか今年になって、やたらと中国製品の品質に関する話題が喧しい。つい先日もこんなニュースが報道された。
これによると、中国国内のレストランの紙ナプキンやつまようじに様々な病原菌が発見されたそうだ。発見された紙ナプキンは、回収したゴミを漂白したものが流用されており、製紙工場の作業員は「原料の中には、使用済みの生理用ナプキンや病院が廃棄したガーゼもある」と証言している。色つきのナプキンの中には、漂白剤すら利用せずゴミを着色してごまかしただけのものもあり、大腸菌や結核菌、肝炎ウイルスなどが検出されたという。
一方、つまようじにかんしても、レストランやゴミ捨て場から回収したつまようじを水につけて汚れを落とし再包装した回収ようじも発見されており、大腸菌や結核菌、さらにはエイズウイルスが検出されたとのこと。
中国でレストランに行くと、たいていテーブルに紙ナプキンとようじが置かれている。たしかに紙ナプキンの方はいかにも再生紙というか、真っ白ではなくてちょっと灰色がかったくすんだ感じになっている。いつも平気で口や手を拭いていたが、こういうニュースを見聞きすると、なんとなく使用が躊躇われる。ようじの方もなかなか強烈。大腸菌や結核菌はともかく、エイズウイルスてマジですか。でもエイズウイルスは加熱すれば不活性になるんじゃなかったか。ってことは加熱殺菌すらやってないってことなのか。ううむ。
その他、最近では中国産の小麦粉を使ったペットフードで飼い犬や飼い猫が相次んでしんだり、中国製風邪シロップを飲んだ患者が身体の一部の機能が停止または麻痺し、呼吸困難を起こして続々と死亡したりという恐ろしげな話もあった。中国産練り歯磨きから致死量のジエチレングリコールが発見されってのもあったか。口に付けるものにも関わらず、それによって他人が死のうが気にしない中国の意識の低さは非常に恐ろしい。こういうのを聞くと、日本で大騒ぎになった不二家事件なんて大した問題じゃないように思える。
で、問題は中国で暮らしている我々である。海外の人間であれば中国製の食品や薬をシャットアウトするということも出来なくはないが、中国に住んでいる者にとってはそれもなかなか難しい。せいぜい信頼出来る店から信頼出来るものを買って食べるぐらいしか方法はないが、そもそも銀行の ATM から偽札が出てくる国のこと。何が信頼出来るのかなんて、正直言ってわからない。あとは腹をくくって気にしないことですかねえ。
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