新年が明けて早一週間。そろそろ正月気分も抜けつつあるわけだが、なんとこの元旦である 2005 年 1 月 1 日付けをもって、独立国家「千葉」が建国されたそうである。って、なんだと?私、いつの間にか日本人じゃなくなってましたか。
毎日新聞の記事(「千葉国」誕生)によると、3 月 13 日には初代大統領選挙が行われるにあたって入閣が確実視されている面々の所信表明が掲載されている。曰く、千葉県は四方を海に囲まれ、全国有数の漁港もあり、さらに野菜の収穫量日本一を誇る豊かな土地も有している。県内在住者もデンマーク(530 万人)やシンガポール(402 万人)を上回る 600 万人と、労働者人口としては十分。貨物取扱量は世界の空港で二位、国際線の旅客者数は 2578 万人で国内トップの成田国際空港もあり、交通・貿易の重要なインフラも完備。さらには千葉が世界に誇る一大娯楽施設、浦安(あえて東京とは言わない)ディズニーランドが湾岸に鎮座し、観光収入もがっぽり。これら食料自給、産業、交通、労働者人口、観光施設といった、独立国として備えるべき要素は全て揃っているわけである。千葉県はいままで産業廃棄物や航空機騒音といった首都圏の『負の要素』をさんざん背負わされてきた。いまこそ首都圏の、そして日本国に対して目にものを言わせてやる時が来たのだ。県民よ立て!千葉は諸君等の力を欲している!今こそ立て 600 万県民よ!ジーク千葉!……と一部超約が入っているが、趣旨としてはそういうことらしい。どこからがネタで、どこまでが本気なのかよくわからないが、確かにこれなら独立もやってやれないことはないかも、と思わなくもない。どっちなんだ。
と、ネットでいろいろ調べてみると、さらに驚愕の事実が判明。なんと日本政府から千葉の独立を認めない旨の公式見解も出されていた。しかも直ちに独立を取り下げない限り、交通網や物流の遮断を主とする経済制裁を発動するという強硬姿勢で臨む、とのこと。ううむ、なんだか知らんうちに大変なことになってますなあ。いっそマジでやってみますかね、独立。
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。