ちなみに Livedoor のことを中国語では「活力門」と表記する。読みは「ホウリーメン」。なんとなく「ほりえもん」と、聞こえなくもない。ま、良くも悪くも「活力」だったわけですが。
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今日は会社に規格関連の外部監査が入った。年一回実施されるこの監査は、主に品質管理関係に重点が置かれるのだが、今回は開発系も監査されることになった。なので開発部門の管理者である私もほぼ一日、筵の上に座らされ、ネチネチと監査を受けたわけである。
開発部門は、まだ出来て間もないということもあり、規定や運用がまだ十分に回ってないところが多々ある。もちろん不足する部分はあらかじめ分かっていたので、なんとか今日までに体裁だけはつけたつもりだったが、そこは相手も監査のプロフェッショナル。痛いところを的確に突いてくる。その度に背中に冷たい汗が流れる。まあこの手の監査は、会社の品質管理システムが規格の要求を満足し、また適切に運用されているかどうかを確認するのが目的であり、また仮に不備があってもそれを漏らさず指摘してもらい、あとは改善していけばいいだけのことである。しかしそれでも不備は不備、問題は問題。ええ、わかってますとも。だからそっと見守ってお願い。というわけにはいかんのだよなあ。
ところでやって来た監査チームは、日本人、中国人、そして韓国人の多国籍編成であった。現在のアジア情勢を鑑みるに、なかなか微妙な組み合わせだが、とりあえず仲は良さそうで気心の知れた仕事仲間という印象。ちなみに日本人は英語と中国語が堪能で、中国人も英語はいけるが日本語は少しだけ分かる。韓国人は日本語も中国語も全く話せないが、英語ならなんとか、というスペック。なのでチーム内の公用語は英語である。一方、こちら側(私が所属する会社側)とコミュニケーションする時は主に中国語を使う。しかしもちろん日本人監査員が私と話す時は日本語で喋る。なので監査現場は三カ国語が複雑に飛び交うわけである。、なかなか壮絶な光景となった。
しかし三カ国語が使われると、当然ながらこれがまた非常に面倒くさい。たとえば私が日本語で説明していることを日本人監査員が英語に翻訳しているそばから、誰かが中国語で横やりを入れる。それをさらに英語に翻訳しつつ、私もなんとか中国語がわかり始めてきているので、その横やりについて返事を簡単な中国語で返すと、中国人監査員がさらに英語でコメントを返す。なんだかわけがわからなくなってきたところで、ふと横を見ると、韓国人監査員が携帯電話で誰かとハングルでお話し中。って、聞いてないじゃん。英語で喋る意味ないじゃん。
ともあれ、無事に、とは言えないまでも、どうにか監査も終了。いろいろ問題点は指摘されたが、それもまた今後の糧とすれば良し、と前向きに考えるようにしたい。
それにしてもこういう機会がある度に自分の中国語能力の無さに凹むのである。せめてもう少しスペックを向上させないといかんのだが、これがまたなかなか上手くならんのだよな。まあじっくりやるしかないけれど。あとは英語か。ま、それはまた追々。追々か。