ほとんど地震が起きないという印象の北京だが、それでも過去それなりに大きな地震が発生しているらしい。web で調べてみると、北京市内には大きな断層がいくつもあり、震度 5 以上の大地震クラスが 1057 年(震度6.75)、1665 年(震度6.5)、1730 年(震度6.5)、1746 年(震度5)に起きている。とはいえ頻度としては非常にまれであり、地震国日本に長年住んだ人間の感覚からすると、やはりほとんど地震の憂いはないと言っても過言ではないように思われる。まあ用心するに越したことはないけれど。
なんて話を会社の同僚とすると、日本てえ国はそんなにしょっちゅう地震が起きているのか(しょっちゅうではないが割と頻繁に起こる)、揺れっぱなしで怖くないのか(慣れればどうということはない)、俺は絶対そんなところには住めない(日本の建物は北京のより頑丈だから安心よ、多分ね)、ということになる。
考えてみると、日本という国は自然災害的に見ると世界の中でもトップクラスに暮らしにくい島であると言えるかもしれない。地震はやたらに多いし、夏場は台風の通り道。台風が来ないまでも水害も多い。またほとんど熱帯と言えるぐらい暑さは厳しい。冬になれば豪雪、そして春先に飛び交う花粉。火山もたくさんある。自然現象に加えて、最近喧しいアスベ某かの汚染やらに代表される公害だって少なくならない。狭い国土に人口もたくさんいる。交通事故も減ったとはいえまだまだ多い。昔に比べると自然も減った。最近は治安も悪化の一途である。
それでも日本という国は、やはり暮らすには良い国だと思う。北京にいると、実感として思う。
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