ボチボチと進めている「BIOHAZARD4」。しかし未だにクリアには至らず、ようやく古城編にさしかかったあたりだからまだまだ中盤というところか。ネットではすでに続々と攻略サイトが立ち上がり、何周ものクリアに成功した人もいるらしい。まだクリアしていないのでネタバレ情報は嫌だから出来るだけその手のサイトを見ないようにしているが、それにしても発売から一週間足らずなのに、よくもまあそれほどやり込めるものだと感心するしかない。どう考えても一日中ゲームをし続けているとしか思えないが学校や会社は大丈夫なのか、と余計な心配をしてみたり。
ところで今作から変わったゲームシステムでプレイヤビリティに係わる一番大きいところは、やはり武器の標準が手動になったころだろう。以前までならコントローラの 「R」ボタンを押下すれば自動的に敵に標準が合い、あとは引き金を引けば勝手に弾が当たってくれたが、今作では「R」ボタンを押しても武器を構えるだけで、肝心の標準は方向キーを使って自分で狙いをつけなければならない。当初これにはかなりとまどったけれど、操作に慣れてくるとこれがなかなか面白い。遠くの敵は足を狙ってよろめかせて足止めしつつ、接近している敵には頭を撃って一撃で倒すなど、今までのひたすらトリガーを叩きまくるだけではない戦術的な楽しさも味わえる。集団で襲われたときなどなかなか標準が合わなくて焦りまくる場面も(多々)あるが、これもまた緊張感を高めるのに一役かっている。また弾を節約したいときはよろめいたところを近づけば蹴りなどの格闘技に持ち込めるのもポイントが高い。さらにバイオシリーズでおなじみのナイフは、いちいち装備しなくても「L」ボタンですぐに構えてくれる。これが結構有り難くて、倒れている敵にナイフで止めを刺して弾薬を節約することもできる。
ただし敵もそれなりに強力になっていて、雑魚クラスの敵でもダッシュしながら襲ってくるなんてのは当たり前。さらに従来は接近してガブッと噛みつくか硫酸ゲロを吐く程度だった攻撃も今作では多彩で破壊力も増しており、斧を投げる、ダイナマイトを投げる、果てはチェーンソーで一撃死を狙うなど、昔のバイオハザードシリーズでのフラフラ揺れてるだけのゾンビとは一線を画す脅威の攻撃を使い分けてくる。それらの敵に応じてこちらも所有する武器を上手く使い分けるのが今作のプレイスタイルでもある。刻々と変化する戦況に合わせて随時武器を変えて応戦し、見事敵を殲滅したときのカタルシスは、今までのバイオシリーズとは一味違う快感である。
というように今作ではどちらかというとアクション要素の強い作りになっていて、またノーマルモードでも比較的弾数は多く、弾切れで二進も三進も行かなくなる場面はそれほど多くない。しかしそれでもバイオシリーズ独特の首の後あたりがゾクゾクするような鬱とした恐怖感は健在だ。陰鬱とした洞窟の中で神経を尖らせて歩いていると、どこからともなく聞こえてくる敵の足音や仲間同士で囁きあう小さな声。恐怖を押し殺しながら前進し、迫りくる敵にこれでもかと鉛弾を叩き込む。ほっとしたのもつかの間、岩陰から新たな敵の群れが。群れが。群れがーっ!うちのかみさんによると、昨晩寝ながらウンウンうなされていたらしい。夢の中でもゾンビに襲われていたのかも。
クリアまでにはまだもう少しかかりそう。今週中にエンディングまで辿り着けるだろうか。
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