ネットから拾ったネタで。
先頃行われた米ブッシュ大統領の就任式典で撮影された、大統領の娘が大統領の顔の横で「悪魔のサイン」を作っている写真が話題になっているらしい。日本人の感覚からすると、このサインは影絵のキツネぐらいにしか見えないが、もともとは魔除けや呪いを意味するイタリアの風習から転じて欧米圏では「悪魔のサイン」、いわゆる「メロイックサイン」となったそうだ。
このメロイックサインは一般的にはあまり知られていないかもしれないが、実はメタル野郎のあいだでは非常に一般的なサインなのである。メタル系のコンサートに行くと、ヘッドバンギング、フィストバンギング、エアギターなどと並んで、多くの観客がこのポーズを掲げてコンサートを楽しむ姿が見られる。いや本当だ。嘘だと思ったら周りにいるメタル者に聴いてみよう。
ちなみにメロイックサインを世に広めた人と言えばロニー・ジェイムス・ディオ師匠をおいて他にないだろう。ディオ氏がライヴステージや音楽雑誌に掲載された写真などで頻繁にこのサインを取ったため、いつの間にかメタル者の間に広まっていったわけである。その御勇姿はこれだ。このピンと宙に伸びた人差し指と薬指、そして芸術的に折れ曲がった三本の指はどうか。これぞ元祖の正しいメロイックサインである。師匠、お見事です。
しかしまさかブッシュの娘って本当にメタルマニアだったりしてな。すると件の写真のキャプション的には「We rock!」とか「Stand up and shout!」ですか。もしくは「Rainbow」でも可。
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