かつて(ここが重要)「ギターの神様」と称されたイギリスのギタリスト、エリック・クラプトンは、自身が設立したドラッグ更正診療所「Crossroads Centre Antigua」の運営資金に充てるため、自身所有のギター 58 本をオークションに出品。目玉商品として出品された愛用の「ブラッキー」に 95万9600ドル(約 1 億 267万円)の値がついたとのこと。
「ブラッキー」は、年代の異なる三本のモデルのパーツを組み合わせたギター(ベースは 1956 年製のフェンダー・ストラトキャスター)。1970 年代後半~ 85 年にかけて愛用し、かの名曲「コカイン」を収録したアルバム「スローハンド」のレコーディングで使用し、同アルバムのジャケット写真に使われたことで有名。おそらく世界でも最も有名なギターの一本だろう。クラプトン自身も「体の一部」と言っていたほど大事に使用していたもの。しかしまあ、よくもそんなギターを売りに出す気になったものだ。知名度や後生に与えた影響度を考えるとたとえ一億円でも安いような気もする。落札したのは某業者だそうだが、できればロックの殿堂とか博物館とか、そういうところに飾ってほしいものだ。
ちなみにこの「ブラッキー」よりも、個人的にはそれ以前の CREAM 時代の野太い音の方が好きですけどね。さらに言うと、ソロになってポップスに魂を売り渡して腑抜けになってしまったクラプトンさんには、何の興味もございません。
http://www.sankei.co.jp/news/040625/bun058.htm
http://www.cnn.co.jp/showbiz/CNN200406250017.html
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