9日夜、宇宙科学研究本部(JAXA)は火星探査機「のぞみ」の不具合箇所が復旧しなかったため、「のぞみ」の火星周回軌道投入を断念し、近火点の高度を上げるための軌道変更を行ったことを発表した。目的地の火星を目前にしていただけに大変残念だが、直らないものはしかたがない。正に「望み」を捨てずに数々の試練を乗り越えてきた経験は、きっと次のミッションで役立てられることと思う。最後まで復旧のための努力を続けた関係者の方々に「お疲れ様でした」と言いたい。
ちなみに、JAXA の火星探査機「のぞみ」最新情報のページに掲載されている Q&A に、これまでの経過と必死の復旧作業の様子が大変熱い文章で綴られているので、是非ともご一読をおすすめする。さぞかし悔しいでしょうなあ。
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