思い起こせば先々週末からやたらと悪寒がして、どうもおかしいと思っていたのだった。案の定先週はついにダウン。二日間寝込み、会社も休んだ。毎年この時期はなんとなく風邪っぽく、鼻がグズグズすることもあるが、熱が出て寝込むまでになるのは久しぶり。まあ発熱と言ってもせいぜい 38℃ ぐらいだったから(体温計が無いので推測値)、おそらく単なる風邪だったと思われる。これがインフルエンザだと、私の場合はいつも 40℃ オーバまで達して死ぬかと思うことが多いので、それに比べればまだマシだったか。
風邪をひいた原因いろいろ考えられるが、直接的にはやはり寒かったから、ということだろうか。ここのところの北京は一気に冬模様となり、朝晩は氷点下まで冷え込む。冬が厳しい北京では「暖気」というスチーム式のセントラルヒーティングシステムが普及しており、これが稼働すると部屋の中はポカポカと暖かく、真冬でも部屋の中ならば T シャツいっちょで十分なぐらいである。
しかし「暖気」が稼働するのは 11 月 15 日からと決められている。11月上旬になるとコート無しでは外出する気が失せるほど冷え込む。もう十分寒いんだからちょっとぐらい早く稼働開始してくれればいいじゃんかと思うのだが、「暖気」のスタート(とストップ)は北京市政府によってコントロールされているため、どうにもならない。したがって北京の 11 月頭は体感的に一年で最も寒い時期となる。
とにかく寒いのでガッチリ着込んで外出することになるのだが、しかし寒いからといってむやみやたらと着ぶくれて出歩くのは何となく「負け」のような気がする。一体誰に負けているのかわからんが、ブクブク着ぶくれるよりは多少寒くともすっきり痩身でいる伊達の薄着こそ粋ってもんじゃありやせんか、ちげえやすかい、八丁堀の旦那よぅ。何故江戸弁かというか、残念ながら八丁堀に知り合いはいないし、そもそも私は江戸っ子ではなくてハマっ子なのだが、まあそういうことだ。どういうことだ。
だんだん何を書いているのかわからなくなってきたが、要するに寒いのに薄着でいたから風邪ひいた、という至極シンプルな結論に到る。なんだかいろいろな意味で自分がもの凄く馬鹿に思えてきたので、そろそろこの話題は終わりにしたい。やっぱり北京の冬にはヒートテックが必須ですかね。
明日から急遽日本へ出張。今回は三泊四日の短期。そもそも出張が決まったのが先週の金曜日で、あれこれ段取りして飛行機のチケットを取って宿も予約してと、実にドタバタだった。何故か日本出張の時はいつもこんな感じになってしまうのはどうしてか。
どうでもいいけど、北朝鮮と韓国で砲撃戦勃発かよ。北京から成田までの飛行機は韓国上空を通るんだが、ちゃんと飛ぶんだろうかとちょっと心配。まあ高度 10,000m だから関係ないか。