先週の土曜日は、私を雇用する北京の会社の主催で、中国全土の販売代理店を集めた会合が開かれた。肩書き的にはエライ私も、当然ながらホスト役として出席。朝一番から夕方まで、会議やら座談会やら文句の聞き役やら(これが一番多いわけだが)みっちりスケジュールをこなしたわけである。
その中で今年開発、新発売する機械のプレゼンする役目を仰せつかった。この手のプレゼンは日本で何度もやっているので、普通にやれば別にどうと言うことはなし。しかし、ここは異国の地、中国。もちろん聞いている皆は日本語なぞさっぱりわかるわけがない。というより私の方が完璧な異邦人である。
なので当然資料は全て中国語で作った。とは言っても残念ながら今の私では一人で全部できるわけがない。原稿は日本語で作って、それを日本語のわかる同僚に手伝ってもらって中国語に翻訳した。当初は話も中国語でやろうと思ったが、諸々を準備する時間がなく、最初の挨拶ととっかかり部分だけ中国語で行い、あとの細かい説明は同時通訳というスタイルにしたのだった。
一応は少しだけ練習もし、本番もとりあえずは無難にこなせたと思う。だが、やはりいつもと勝手が違うのでガラにもなく緊張してしまった。中国語での挨拶もカミどころ多し。ううむ、こんなはずでは。まあ来年は全部中国語でプレゼン出来るように頑張りましょうかね。
会合が終わり、晩餐は当然ながら大飲み会に突入である。そして当然ながらテーブルに鎮座ましますのは、悪魔の酒、白酒。しかも今日の白酒はアルコール度 56%、北京名産「二鍋頭」ときた。正直、飲みたくない。出来ればこんな酒、飲みたくなんかない。しかし今日はこちらがホストの身である。嫌でもなんでも飲まなきゃ話が始まらない。ちきしょー。干杯上等!こうなりゃボトルごと持ってこんかい。俺様が全瓶飲み干してくれるわー。貴様らそこに並べー。今から順番に干杯合戦じゃー。あほれ、干杯干杯干杯干杯、がーんーべーいー。
気がつくと家で寝ていた私である。どうやって帰ってきたのか全く覚えていない。いやー、久々に記憶がぶっ飛んだっす。あれだけ飲めば当然か。ま、当分白酒は勘弁してもらいたい。