なにやらいつの間にか一月も終わりですが、とりあえず生きております。
一月終わりのこの時期、日本では正月のことなぞ遙か昔のことですでに忘却の彼方、どちらかかというと来年の正月の方が現実味があるように思われる。しかし中国ではこれからが本番。旧暦の正月、春節である。
今年の暦では 2/3 が元旦。ナショナルホリデーとしてはその前日の大晦日、2/2 から七日間が春節休暇として、いわゆるところの正月休みとなる。私を雇用する北京の会社もカレンダー通りに明日の 2/1 が仕事納め。新暦の正月の時は土日を含めて三日間しか休みがなかったから、これだけ長い休みは昨年 10 月の国慶節以来か。
今日あたりからすでに有休を使って休みに入っている社員も何人かおり、何となく社内の雰囲気もまったりとしていて早くも春節モードという感じがする。先週あたりから学校は休みに入っているそうで、また会社によっては営業を繰り上げて休みにしているところもあるらしい。おかげで昨日今日はいつもなら大渋滞する朝夕の道路もだいぶ空いており、通勤時間もいつもの半分ぐらい。交通量が減ったからなのか、ここ数日は空気もきれいなような気がする。まあそれは比較の問題ですか。ともあれ、世間的にもすっかり「お正月」的な、どこかのんびりとした気配が漂う。
そういえば中国で暮らして五年半、春節も数えてこれで六回目である。しかし生まれも育ちも生粋の日本人としては、とっくに年も明けた二月になって、さあこれからお正月だよ新年快楽!と言われても、正直全く実感がない。それでもまあ一週間の長きに渡りお休みさせていただくわけで、それはそれで無条件にありがたいことである。
今年の春節も例年どおり日本に帰らず旅行もせず、北京で過ごす。例によって特に何も予定は無い。正月が明けたら明けたでまたぞろ忙しい。七日間、本読んで酒飲んでユルユルする所存である。