山から帰ってきて、本日は横浜の実家に泊。特に予定も無いので実家でボケッとしていようかとも思ったが、そういえば母校の高校の校舎が建て替えられると聞いていたのを思い出し、良い機会なので見に行ってみることにした。
なんでも校舎建て替えは耐震性能に問題ありと指摘されたからだそうである。まあこういうのも時代の流れといえばそうだが、母校も創立四十周年。風雪と歴代生徒たちの酷使にさらされ、それなりに傷んではいるんだろう。
本日は薄曇りなれど気温も高く湿度も強烈で、熱射病がちょっと心配だが、こまめに水分を取れば大丈夫だろうと踏んで、高校までは現役時代と同じように自転車で行ってみる。父親の折りたたみ自転車を借りて実家を出発。
暑さと湿気で大汗をかいてヘロヘロになりながら母校に到着。まだ校舎の工事は始まっていないようだ。だがグラウンドにプレハブ校舎が建っており、準備は進んでいるらしい。
ここで三年間を過ごしたのは、すでに四半世紀前のこと。こうして校舎を眺めてみると、随分前のようにも思えるし、ついこの間のことにも感じる。 この校舎も建て替えられて、次にここを訪れる時は全く違う景色になっているだろう。時代は流れ、風景も変わっていく。ちょっと寂しいなとは思うけれど、まあそれもいいじゃないか。
ここまで来たついでなので、高校の側を流れる川の土手道を河口方向に下ってみる。 こうやってチャリンコに乗って遠出するのもいつ以来だろう。頬に当たる真夏の風が実に心地よい。自転車も、やっぱり良いよねえ。
高校の傍らの川は、かつて日本一汚い川と呼ばれていたが、関係各所や市民の努力によりすっかり綺麗になったようだ。川面の魚影も濃い。あちこちで釣りをしている人を見かけた。堤の道も綺麗に整備されて、ジョギングやウォーキング、サイクリングを楽しむ人が多くいた。近くに川のある生活というのも良いかもしれん。大雨で氾濫したら大変だけど。
河口の海まで行ってみようかと思ったが、京浜急行の鉄橋を過ぎたあたりで道が途切れていたので引き返す(あとから調べてみたら、ちょっと外れたところに続いていたらしい)。
新横浜まで戻ると、日産スタジアムではなにやら人だかり。今晩 X JAPAN のライヴがあるらしい。
高校校舎見学、川沿いの道下り、途中昼飯を喰ったり休憩したりを含めて全行程、約五時間。走行距離にして 40km ぐらいか。ちょっと疲れたが、プチ冒険旅行としては面白かった。
ということで、今年の夏休みはこれにて終了である。明日の夕方の便で北京に帰還であります。毎年思うのだけど、ほんと、一週間なんてほんの一瞬のことよのう。
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