この週末は、清明節で三連休となる。
清明節は、「春分の日」などと並び中国の二十四節季の一つ。もともとは魏から晋の時代に、旧暦の 3 月 3 日と定められたものだが、近年、清明節の祭日を統一するために、新暦 4 月 5 日に改められたものらしい。日本で言うと、いわゆるところのお彼岸に近いもので、この日は大人も子供も家族みんなで祖先の墓へ行き、線香をあげ祖先を供養する。清明節のことを「掃墓節=お墓を清める日」とも言いとのこと。紙幣を模した紙などを焼き、死者を供養するのが習わしである。
ちなみに 1949 年の中華人民共和国建国後、無神論を唱導する中国共産党は、こうした伝統文化を原則的に否定していた。さらに 1966 年から 10 年あまり続いたかの文化大革命中には、墓参りを「過去の封建主義的な劣悪な文化」として禁止していたという。しかし中国当局は最近になって中国伝統の文化を重視する方針を打ち出し、また昨年からは国家の祝日ともなって清明節は再び注目され始めている。時代が移り施政者が変われば事情もまた変わるわけではあるが、しかしこうして古から続く伝統行事が再び大切にされるのは結構なことじゃないですか、と私なぞは単純に思う。
というわけで三連休である。祝日の少ない中国ではこういう連休は非常に貴重であり、何かこう、有意義に使いたいものだと思うのだが、しかし逆に言えば三日の長きにわたりダラダラと過ごせる数少ない機会でもある。この三日間は特にこれといった予定も無し、たまった本でも読んで、そして BIOHAZARD 5 のクリアに全力を尽くす所存である。いやー、最後のウェスカー戦がどうしてもクリアできないんすよちきしょー。
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