オリンピック開幕まであとわずかなのに、なんだか全然そんな雰囲気じゃねえよなあ、というのが地元に暮らす人間の率直な感想である、と思っていたら、先週になって主要道路の脇に並ぶ照明塔にオリンピックの垂れ幕がずらりと並ぶようになったのを見て、ああ、ほんとにやるのね、という気になってきた。開幕まであとちょうど三週間。来週から交通規制が始まるし、どうなることやら。
そういえば今年の初め頃は「オリンピックに先立ち、六月に営業開始!」と高らかに宣言していた三本の新規地下鉄路線。その後の工事の進展具合から見て、そんなもんどう考えても無理だと予想していたが、、案の定、諸般の事情と大陸的おおらかさにより 7/1 に変更され、さらに 7/15 に延期し、またまた 7/20 より華々しく開通するとのこと。こうなったらオリンピックが開幕するまでになんとかなればいいんじゃねえの、とは思うが、しかしこんな突貫工事で安全対策とかちゃんとやってるんだろうかと余計な心配をしたくなる。私は三ヶ月ぐらい経ってから乗ることにします。
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青島といえばオリンピックのセーリングが行われるところ。しかしその肝心の海に藻が大発生してとんでもないことになっている、という話があったが、今度はそれどころじゃないかも。
ううむ、もしこれが本当なら相当ヤバイのですが。
とはいえ、そもそもこのニュースソースは、今のところ大紀元のみの発信なので、信憑性としてはかなり怪しい。大紀元とは、例の「法○こう(いろいろまずいので一部伏せ字かつひらがな化)」に関連した報道機関で、引用した大紀元時報新聞は徹底的な反中共を唱えているのが特徴。なのでガセネタ、トバシ記事が多く、言ってみれば「中国の東スポ」のようなもので、眉に唾して読まないといけない。ちなみにこの大紀元新聞のサイト、当然ながら中国からは例の「金の盾」が完全にブロックしているので全くアクセスすることができない。
まあ今回も事の真偽は何とも言えないが、しかし気になるのは、青島以外にもオリンピックの会場となるところはいろいろあるのに、大本営発表的な中国メディアによる記事ばかりで、いまだにどこも外国のメディアが直接取材していないこと。なぜこんな直前になっても公開しないのか。安全上の理由なのかもしれないが、気になる。
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