本日より国慶節の休暇でボルネオ島へ。
朝 10 時発の飛行機に乗るべく、ちょっと早めに家を出発。国慶節初日とあって北京空港内はかなり混雑していたが、航空会社のカウンタも出国手続きもさくさくと進んで、ちょっと拍子抜けである。特にいつもは長蛇の列が延々と続き、30 分以上並ぶことを覚悟しなければならない出国手続きだが、今日は大型連休の初日だからか、窓口を全開にしてフル対応。おかげで、ものの 5 分ほどであさっりと通過できた。やればできるじゃんか。というか、いつもやれよと俺は言いたい。
北京からボルネオ島までは直通便はなく、香港経由での道程となる。北京から香港まで約三時間半、香港からボルネオ島のコタ・キタナバルまで約三時間。乗り継ぎを入れれば、なんだかんだで丸一日かかる。南の島は、やはりちょっと遠い。
香港までのフライトは順調だったが、香港に到着して発着案内の電光掲示板を見ると、コタ・キナバル行きの便は一時間のディレイが発生しているらしい。今年四月の大連での十二時間ディレイを思えば、一時間程度の遅れは屁とも思わない。とりあえず搭乗口だけは確認しておこうと電光掲示板の表示を見ると、空港の案内マップには無い番号になっている。どこなんだそれは。空港地図をよくよく見てみてもやはり無い。仕方なく空港会社の乗り継ぎカウンタに行って聞いてみることにした。
ところが航空会社のカウンタにいた職員が、最悪の能なし揃いであった。チケットを見せて、これはどこの搭乗口から乗るんだと聞いても、知らない、分からない、空港の職員に聞いてくれとしか答えない。分からないって言われても、じゃあ我々はどうすればいいのか。だいたい搭乗口ぐらい電話してどこかに聞くなり、端末を操作して調べるなりすればすぐに分かりそうなものである。なのに何度聞いても、なんだかだるそうにただただ分からない、知らないを繰り返すばかり。温厚かつ冷静な性格で「仏のハマダ」の異名をとる私だが、こんなやる気のないボケナスどもを眼前にすれば、いい加減ぶち切れる。ここにいても時間の無駄になるだけである。結局、空港のスタッフに聞いて場所も判明、なんとか事なきを得たのだった。
しかしやられた仕打ちを私は一生忘れない。温厚かつ冷静な私だが、一度でもなめたまねをされると二度と許せない。狭量と呼ばば呼べ。私の「心の黒手帳」に血のインクで刻み込まれた多くの名、そこに新たに刻印されたのは、ドラゴン・エアー。もう一生涯利用することはないだろう。というか、とっととつぶれちまえこんなクソ会社。
と、いろいろありつつ一時間遅れながらも、ボルネオ島のリゾート地、コタ・キナバルに無事に到着。これから六日間、南の島でダラダラしようと思うのである。