我が家の猫、フェイツイさんがやって来て、早七ヶ月。やって来た当初はなんとなく落ち着かなかった感じがしていたが、今やすっかり私をさしおいて家の主である。1.6kg と片手に乗るほどだった体重も、現在は三倍近い 4.5kg 也。抱き上げるとずっしりと重い。性格も人見知りしないというか外向的というか、我々にはもちろん、初めて会う来客に対しても怯えることなくスリスリして愛想を振りまく。大物なのか無頓着なのか。そして好きな時に寝入り、ご飯も残らず平らげ、家中をドタドタと走り回って遊びと、まあ元気なのは結構なことである。
そんな健康体のフェイツイさんであるが、家猫で、そしてそろそろお年頃の健康男子。五月の半ばに不妊手術も済ませた。お世話になったのは、北京市内にある主に外国人が飼っているペットを専門とした動物病院。なかなか評判のよろしい病院だったので、手術自体は特に心配していなかったのだが、問題は飼い主の方である。人間向けの病院と違って、さすがに動物病院の中に日本語を喋れる人はいない。コミュニケーションは当然中国語(と英語)である。日常会話であればなんとかなるものの、現在の私の中国語力で猫の手術の方法や各種手続き、その他諸々交渉ごとなど、はたして出来るのかどうか。
しかし案ずるより産むが易し。いや今回は不妊手術なのだが、ところどころボロボロになりながらの片言の中国語と、ところどころのボディーランゲージ、そして我が愛猫に対する情熱でもって、なんとか事なきを得たという案配であった。情熱である。愛である。世の中、愛さえあればたいていのことはなんとかなる。ラヴ・アンド・ピース。サンキュ。
どうでもいいが、ラヴ・アンド・ピースで思い出すのが、内田裕也が 1991 年の東京都知事に立候補した際にブチかました伝説の政見放送であろう。Youtube で久々に見てみたが、いややっぱりぶっ飛んでるわこの人。
話がそれた。ということで、最近のフェイツイさんを以下に。
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