日本在住でこのサイトをご覧になっている方もテレビのニュースなどですでにご存じだと思うが、中国は本日が旧暦の元旦(春節)である。ということで、私を雇用する北京の会社も昨日が仕事納め。今日から七日間、いわゆるところのお正月休みとなる。生まれも育ちも生粋の日本人としては、とっくに年も明けた二月の中旬になって、さあこれからお正月ですぜ、と言われても、正直言って実感も蜂の頭も全くないわけだが、まあ一週間の長きに渡りお休みさせていただくだけありがたいことである。中国って休みが少ないのであるよ。つうか、日本は休みが多すぎ。もっと働け死ぬまで働け日本人。
そんなわけで、“大晦日”であった昨日である。日本で大晦日というと年越し蕎麦だが、中国(の北方地方)では大晦日には餃子を食べる習慣がある。ちょうど新年と旧年が交替する「子の刻」に合わせて、「更歳交子」(子の刻で年が変わるの意)という言葉の「交子」の発音が「餃子」と同じであることから、餃子を食べるようになったらしい。また、中国の昔の貨幣は、ある特定の形に鋳造した金や銀の「元宝」だった。餃子の形は銀の「元宝」の形と似ていることから、正月にたくさんの餃子を食べると来年たくさんお金を儲けることができると信じられてきたそうである。これに因んで餃子をゆでている時に破れた餃子があっても、「破了」(破れた)といわずに「掙了」(儲けた)と言うという。
前者はともかくとして、後者は良くも悪くも「金」に異常な執着を見せる中国人の特質を垣間見る気がしないでもないが、郷に入れば何とやらということで、今年は我が家も餃子を作って年越しとしゃれ込んだのだった。
作ったのは、豚肉に黄韮を大量に投入した豚韮餃子である。小麦粉を練って皮作りから始まり、豚韮の餡を皮にくるんで総計四十個ほどの餃子が出来た。これを茹でて水餃子にして、白菜と海老の鍋も作って年越し料理の完成である。
ということで今日から一週間のお休みである。特に何するという予定も無し、思う存分ダラダラ過ごそうと思うのだった。
あけましておめでとう 年賀状ありがとう
そういえば北京在住でしたね 旧住所に送った年賀状が戻ってきました<当たり前
お元気そうで何よりです じゃーねー
投稿情報: mannen | 2007年2 月19日 (月) 17:39
おお、まんねん氏、明けましておめでとう。
つか君、今なにやってんの?
投稿情報: ハマダ | 2007年2 月20日 (火) 00:41