帰ってきた みくだり日記

新年快楽！

そんなわけで、日本とは一時間遅れで北京も 2007 年。

明けましておめでとうございます。始めてからすでに何年経ったのか思い出せない本サイトですが、今年も適当に書き綴っていきますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

ところで「2007 年」という年号は、私が SF 小説を読みふけっていた高校や大学時代からすれば、はるか先の未来であった。しかしこうして迎えてみると、実に普通の単なる「2007 年」である。SF 小説家が思い描いていた宇宙旅行も地球外生命とのファーストコンタクトも A.I.. も、空飛ぶ車も大陸間横断海底列車も未だ実現されていない。しかしネットを通じて全世界の人が誰でも情報を発信できるようになり、メールや Skype で簡単に海を越えてのコミュニケーションが可能になるとは、全く想像もしていなかった。スケールや座標軸の違いはあれど、やはりそれなりに「未来」が現実になっているのかもしれない。

そういえばいつかは海外で生活してみたいと思っていたが、よもやそれが北京になるとはねえ。未来を予想するのはいかに難しく、そして人生とは己の予想をはるかに超えて実に面白いものである。

5 年後、10 年後の自分を思い描きつつ、まずはこの一年、頑張っていきましょうかね。

良いお年を

昨日うちのかみさんが、近所の郵便局に日本向けに年賀状を出しに行った。しかし葉書での国際郵便は出すことが出来ず、一通一通封筒に入れる必要があるとのことで、受け付けてもらえなかったらしい。なんでも最近条例だか法令だかが変わってそういうことになったという。一体どこの世界に葉書で国際郵便が出せない国があるのかと思うが、出せないというのならしょうがない。どうしたもんか考えたが、とりあえず EMS でまとめて実家に送り、日本で出してもらうことにした。ということで今日、今年最後の仕事が終わったあと、私も一緒に郵便局に行ったのだった。

EMS 用の封書と発送手続きの用紙を買い（これらも実費が必要だ）、住所などを記入して窓口に並ぶ。しかしどうも様子がおかしい。何やら郵便発送をコントロールするシステムにトラブルがあったらしく、郵便を受け付けられない状態だという。そんなもん、とりあえず客から郵便物を受け取っておいて、システムが復活したら人海戦術で発送手続きでもすればいいじゃんか、と思うのだが、窓口のおばちゃんは「だって私のせいじゃないし」とボケーッとただ座っているばかり。他の局員も仕事にならないのがこれ幸いとばかりにおしゃべりに興じている。しばらく待っていたが、一向に状況が改善される様子もない。諦めて郵便局をあとにする。

たかが郵便。されど郵便。日本の優秀な郵便システムに慣れた身にとって、郵便局に行けば郵便物を送ってもらえるのが至極当たり前だけれども、しかしここは中国。当たり前が当たり前でないのである。これもまた、郷にいれば郷にしたがえか。

気が狂うほどイライラしたり、何度やっても思い通りにならないことは数多かれど、しかしここは今、私が暮らすホームタウンである。やきもきしても始まらない。一度でダメならまた再度。それでもダメならもう一度。いつか出来ればいいじゃないか。

ということで、今年一年、このページにアクセスしていただき、ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。皆様も良いお年をお迎え下さい。

追伸：
そういうわけで、年賀状の配達は多少（というかかなり）遅れてしまいます。予めご了承下さい。元々海外から送るんだから早めに出すのが普通じゃんか、というご指摘は甘んじて受けますが、上述しました郵政システムの突然の変更とか郵便局のダメダメっぷりとか、まあその、ただ単に年賀状を書くのが面倒くさかっただけとか、諸事情をご配慮いただければ幸いに存じます。どうもすみませんすみません。