Look at yourself

■「今年の人」は「あなた」

time.comで毎年恒例の「パーソン・オブ・ザ・イヤー」が発表され、結果以下のとおりとなった。

「今年の人」、パーソン・オブ・ザ・イヤーは　あなたです！
そう、あなた。情報時代をコントロールしているあなたです。あなたの世界にようこそ。

今年全般を見通して、Wikipedia, YouTube, MySpace などをはじめとするユーザ発信型メディアを挙げ、今年の主人公は名の売れた大物よりも、そこここにいて "the Information Age" をコントロールしている Web2.0 の主役、「あなた」です！ としている。

同誌は Web2.0 について、失敗もあるだろうし明確な行き先も見えないにしても、個人と個人が新しい国際理解を築き、「あなた」と「私たち」がより良い方向に世界を変えていけるかどうかの壮大な社会実験でありチャンスなのだ、と結んでいる。

タイム誌では通常は人物写真が表紙を飾るが、今号はその場所にコンピュータのスクリーンを型どった四角い鏡状の材質がプリントされており、タイム誌を手に取った「あなた」は、そこに「あなたの顔」を見ると言う趣向になっている。

ううむ。そうきたか。しかし「今年の人」なんてものはそもそも人それぞれが決めることであるが、それをある程度妥協しつつとりあえずは誰もが納得するように選んで発表するからこそ意味がある。それを全てすっ飛ばしていきなり「あなた」なんて、それは反則ではないのか。

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どうでもいいが、この表紙が四角い鏡になっている TIME 誌を見て、即座に URIAH HEEP が 1971 年に発表した名盤「Look at yourself（邦題：対自核）」のジャケットを思い浮かべたハードロックマニアが世界に 3 億人はいたはずだ。つうかこれ、完全にパクリじゃねえの？

それはともかく、本日の翡翠さん（北京在住、オス、三ヶ月）。遊び疲れて爆睡中。