TEAC が W カセットデッキの新製品「W-865R」を発表した。
仕様としては、倍速ダビングや両方のデッキを使用した連続再生、オート・レックミュートやイントロチェック、CD のように曲をスキップできる C.P.S. などの機能を持ち、ノイズリダクションシステムはドルビー B とドルビー HX Pro を搭載。残念ながらメタルテープでの録音などは部品の長期的確保が難しいとして無くなったが、ノーマル・クロームでの録再とメタルでの再生に対応するとのこと。値段も 47,040 円と手頃。
そういえば北京に来る時に思い切って大量のカセットテープ(たぶん二千本はあったと思う)を処分してしまったが、すでに廃盤になった貴重なレコードのダビングものや自分のバンドのライヴのテープは一応残しておいたのだった。これで A/D コンバータがついて USB 接続できれば、そうしたテープのディジタル保存用に買ってもいいかとも思うけど。
いやまあ確かに「何で今頃カセットデッキ?」という気がしないでもないが、CD や MP3 オーディオが隆盛を誇る以前のカセット全盛期を知るアナログ世代としては、今こうして新製品が出ることに驚きと喜びを感じてしまいます。
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