本日より仕事のため鄭州に出張。私を雇用する北京の会社が属する某業界では、中国国内で春と秋に大規模な展示会を行うのだが、今回の秋の陣は鄭州で開催されることになった。私を雇用する北京の会社も、先任の努力などにより中国国内でもそれなりに知名度を有しているため、この展示会には毎回ブースを出している。当然今回も参加しており、肩書きだけはエライ私もその視察と他社の動向偵察のために鄭州の地を踏むことになったのである。
鄭州は北京から南西方向に約 1,000km、飛行機で一時間ちょっとの距離。河南省の省都で、黄河南岸に位置する鄭州は黄河文明の発祥の地でもある。約 3500 年前に栄えた殷周の遺跡があり、また古来より華北と華南を結ぶ主用交通の要として発展してきた。ちなみにカンフーで有名な少林寺もここにある。だがもちろん今回は仕事で来ているので観光なぞしている暇は全くなし。いつか時間が出来たらこのあたりも来てみたいものだが。
空港から車に乗って市内まで来ると、街の意外な大きさにちょっと驚く。しかし街中は結構大きなビルが建ち並び、広い道路には車がひっきりなしに通っている。今回は予備知識も何も無しにやってきて、てっきりもっとこぢんまりとした小さな地方都市を勝手に想像していたのだけど、いやこんなに大きい街だったとは。最近は郊外に経済開発区が出来て日系や欧米系大企業の巨大な工場があちこちにあるらしい。南は四川省、北は北京まで続く長大な高速道路があって、物流的にも便利になったからだろうか。しかし工業化が急激に進んでいるからかどうかは定かではないが、空気はかなり埃っぽく汚れている印象。空もスモッグで霞んでいる。霞具合は北京と良い勝負かもしれない。
鄭州には木曜日まで滞在予定。
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