久々に笑かしてもらった中国ニュース。
ドイツ人美術学生、西安の兵馬俑に扮するも御用(ロイター)中国の杭州でパフォーマンスアートを学んでいたドイツ人の美術学生が、世界遺産に登録されている西安の兵馬俑(へいばよう)のある場所に侵入し、兵士の 1 人に扮(ふん)したものの、すぐに警察に捕まった。
この男性(26)は16日午後、約2000体の兵馬俑が保管されているくぼみに侵入。自作の軍服を着用し、持参した台の上に立った。
中国の新華社によると、警察に見つかるまでの数分間、まばたきもせず、そのままじっと立っていたという。この男性は、軍服を没収され、杭州に送還された。
シュトゥットガルトからの留学生であるパブロなるこの男性、一週間かけて兵馬俑の服を作り、杭州から西安を訪れた。服を着替えて監視員の目を盗み、柵を乗り越えて坑内に侵入。近くの兵馬俑をまねて立ち、職員や通訳が説得しても、動こうともせず声も発しなかったとのこと。最終的に保安員によって坑外に連れ出され、現地警察と博物館から厳重注意を受けた後に杭州に帰されたということである。
人民網には写真も掲載されているので是非ともご覧いただきたいが、さすがに一週間夜なべして(かどうかは知らない)作っただけあって兵馬俑の服も大変良く出来ており、居並ぶ兵達にけして劣らぬ凛々しい立ち姿には、オーラすら漂っている気がする。件の男性の兵馬俑に対する並々ならぬ思い入れ、というかここまで行くと「愛」、それも「偏愛」と言って過言ではない、何か他人が触れてはいけないものを感じるのである。ただの困った人ではあるんだが。
まあ世の中にはいろんな人がいるってことで。
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