どうもここ数日腹が痛いのである。ハラワタを捻られるような、誰かに胃をきゅうぅっと握り締められているような、そんな痛み。この腹痛の原因は主要因は、おそらくただの食いすぎである。
話をさかのぼれば先日の日曜日。突然、北京ダックが喰いたくなり、いつも行く前門の「利群」へ。北京ダックのセットと鴨レバーの冷製、空芯菜の炒め物にビールとお茶を注文し(全部で 160 元:約 2500 円)、出てきたダックを早速喰った。今回は夫婦ふたりで喰ったので遠慮は無しである。餅にこれでもかとダックを乗せ、付け合わせのネギとキュウリを適当に散らせてつつ、甜面醤を漬けて喰う。皮の部分に乗った脂が下の上でとろけ、炭火で焼いたほのかな薫製の香りが口中に広がる。美味い。美味いっす。あまりの美味さに意識が消失し、魂はダックと共に宇宙空間を飛翔する。そして気がつくと完食である。ダックの一片もネギのひとかけらもない。
満腹の腹をさすりつつ、徒歩で王府井へ。日曜日は久々に焼け付くような太陽が顔を出し、湿度も高く蒸し暑い。表を少し歩いただけで顎から汗がしたたり落ちる。王府井の東方銀座に辿り着いたところでギブアップ。スタバでカラメル・フラペチーノの大を注文して一気にすすり飲む。
家に帰りまったりしつつダラダラしていると、なんとなく胃が重いような痛いような、妙な感じになる。さすがにあれだけ喰って冷たいものも一気のみすれば、胃の一つや二つはおかしくなるか、とも思うが、晩飯時になると空腹感を覚えるのが不思議なものである。さすがに本格的に晩飯を作ったりどこかに喰いに行くのも面倒くさく、台所にあった食パンとチーズをワインで流し込んだ。
そして翌日の月曜日である。朝から胃が重い。ときおりキューっと痛い。ううむ、昨日さすがにあれだけ無茶喰いしたから一晩寝たぐらいじゃ直らなかったか。
ところが月曜日が終わり、本日火曜日になっても、まだ胃が痛い。元は言えば単なる食い過ぎが原因だろうが、さすがに二日も長引くと、それだけではないような気もする。ここのところの暑さで胃がやられたか、あるいはもしや仕事のストレスがたまっているのか。そういえば最近、プレッシャーのかかる仕事が連続していた。なんとか無事にしのいだものの、その影響が知らず知らずのうちに胃に来たのかも知れない。とりあえずは消化の良いもんを喰って様子を見るしかないか。
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