昨日は某所にて某飲み。実家から市営地下鉄の駅まで送ってもらい、いったん横浜駅へ。シャル 4F の栄松堂書店で本を物色し、スティーブン・キング、伊坂幸太郎、奥田英朗などの文庫本を購入。ネット経由で決めうちで買うのも便利だが、やっぱり本はこうして本屋でブラブラしながら買う方が数段いい。ついつい余計なものも買ってしまうのが難点だが。
横浜から都内某所へは JR を使った方が早かったが、久々なので東急東横線に乗ってみた。地下のホームで電車を待っているといきなり特急が来て、乗って良いものかどうか一瞬迷う。と、特急?昔は各駅停車と急行しかなかったのに、っていつの時代だそれは。横浜の地を離れて幾星霜。いまやすっかり圏外の人である。
東横線からさらに延々電車に乗って某所まで。某用件の所用をこなし、さらに某所に移動して某飲み。某々ばっかりで何だかわかりませんかそうですか。
適当に酔っぱらったところでお開きとなり、いざ帰ろうと電車に乗るも、はたして横浜までたどり着けるかよくわからない。ダメならダメでなんとかなるかと乗換駅まで行くと、ホームに滑り込んできた京浜東北線は桜木町行きの最終電車であった。いやラッキーラッキー。行き当たりばったりの我が人生。それでもなんとかなってしまうから、さらに適当さ加減に加速がつく。
終電に間に合ったはいいが、しかしそこから先をどうするか。横浜まで出てタクシーでもいいけれど、金がもったいないしそれもなんだかつまらん。幸い雨も降っていないし、真夏の夜道を一人トボトボ歩くのもまた一興か。ということで東神奈川で電車を降りて徒歩で帰宅に決定。人通りも車通りも絶えた横浜上麻生道路を新横浜方面へ歩く。
途中小腹が空いたので、六角橋の外れにある「九州ラーメン 葉隠」でラーメンを喰う。ここのラーメンを喰うのもずいぶん久しぶりだが、あっさり風味の豚骨スープは相変わらず美味い。ここ数年、このあたり一帯は「横浜ラーメン街道」とマスコミやネットでずいぶん紹介されているらしい。中でもいわゆる横浜家系ラーメンの「六角家」や「力じから」、「知ったかぶりのブタ」あたりが有名になっているし実際美味いが、個人的にはこの老舗の「葉隠」も捨てがたい。ただ今回喰ったのはちょっと麺が柔らかすぎだったか。
ラーメンでエネルギー補充し、さらに歩く。ところが雨がぽつりぽりつと降り始め、しばらくすると本格的なザンザン降りに。雨具も何も持っていないので当然ずぶ濡れ。しかもこれから歩くあたりは近所で「出る」として知られる岸根公園である。夏の夜。しのつく雨。時刻は丑三つ時。そして心霊スポット。冷や汗か、はたまた涙か雨粒か。判別不能の水滴が、頬に背中に首筋に、しとと流れては落ちる。おろろーん。やっぱりタクシーに乗っておけばよかったか。と後悔しても時すでに遅し。誰聞く事無い念仏を、あたら唱えてダッシュで通過。南無阿弥陀仏に南無妙法蓮華経。ええと、ハマダ家の宗派はなんだったか。
なんやかんやで午前二時半に実家到着。
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