二回続けて Youtube ネタってのも手抜き以外の何ものでもないのだが、久々に感動したビデオなので是非ともご紹介したい。アメリカ西海岸のベテランロックバンド TOTO が、名曲「Goodbye Elenor」をスタジオライヴした時の模様を収めたビデオクリップ。いつ頃収録されたのか詳細は不明だが、恐らくアルバムを発表した直後の 1981 年あたりだろうか。ちなみにこの曲は TOTO の 3rd スタジオアルバム「Turn Back」に収められている。このアルバムを含め、TOTO の初期三枚のアルバムは、中学、高校の頃に聴きまくりましたなあ。
ビデオクリップはリハーサルの模様から始まり、疾走感とキャッチーなメロディが溢れるかの名曲を、ハイテンションで演奏するバンドの模様が収められている。「歌うスーパーマリオ」こと Bobby kimball の、その容姿からは想像できない透き通るような高音ヴォイスや、Steve Lukather のロック魂が炸裂したギタープレイが実に素晴らしい。 しかし Lukather 氏、この頃はまだ二十代前半だと思うが、早くも今に至る体重増加の兆しが見え始めていたのですな。
で、なにより強烈なのが、故 Jeff Porcaro のドラムプレイである。このグルーヴ感、切れ味鋭いシンバルワーク、絶妙なゴーストノートの使い方(特にバスドラ)、緩急強弱のダイナミズム、それでいて絶対正確なリズムはどうか。スタジオアルバム盤でのプレイも良いが、ライブの方がその 100 倍は凄さがわかる。Jeff Porcaro は 1992 年に不慮の事故(と言って良いと思う)で残念ながら亡くなってしまったが、こういうドラムを叩ける人がすでにこの世にいないと思うと、誠に残念至極。こうして改めて私なぞが言うことでは無いけれど、やっぱりこの人スゲエですよ。ビデオを見ている間中、鳥肌立ちっぱなしでした。
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。