日本出張も早四日目。千葉県某所にこもる日々が続く。肝心の仕事は一進一退、三歩進んで五歩下がるといった感じか。戻っとるぞ。
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日本に来る前の今週の月曜日あたりから、右の脇腹あたりになんとなく異変を感じていたのだった。そして北京を発った火曜日には右脇腹から腋の下にかけて鋭い痛みを伴った紅斑と栗粒大の丘疹が帯状に広がり始めた。最初は何かのアレルギーによる湿疹か虫さされかと思っていたが、どうも様子がおかしい。時間が経つに連れ患部は徐々に広がり、さらに痛覚神経を直接針でつつくようなインパルス状の痛みが激しくなってくる。これはただごとではない。病状から察するに、やはり例のあれだろうか。
あまりにも激しい痛みについに耐えきれなくなり、昨日の終業後、這々の体で宿泊している最寄り駅前にある皮膚科に飛び込む。診察した医師は患部を診て一瞬で診断を下した。やはり予想通り、帯状疱疹であった。
帯状疱疹は、水痘・帯状疱疹ウイルスによる感染症である。帯状疱疹ウイルスは、子どものころにかかる水痘(水ぼうそう)のウイルスと同じ。水痘は通常であれば十日ほどで完治するが、しかし水痘が治ったあともウイルスは神経組織にひっそりと潜行する。このウイルスが、疲労、加齢、外傷、手術、精神的なストレスなど体の抵抗力が落ちた時に活発に活動するようになり、症状が出現する。典型的な症状は、ウイルスが潜む神経支配領域に沿って疱疹が帯状に現れ、疼くような痛みを伴うのが特徴。
ううむ、やはり帯状疱疹だったか。痛み止めのボルタレンを飲むと少しは楽になるが、それでも脇からあばらにかけてチクチクとした痛みが引かない。また痛みが少なくなった分なのか、今度は痒みが増してくるのにはまいる。お陰で昨夜はあまり眠れなかった。しかし健啖を誇った私が、何故こんな病気にかかってしまうのか。知らないうちに疲れが溜まってるんですかね。
ともあれ、今週のお仕事は本日で終了。今晩から週末は横浜の実家に泊。
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