ラリー・モンテカルロは Leg.2(二日目)。雪と氷の Leg1 とは異なり、ドライコンディションとなった Leg2 では、キャンセルされた SS11 を除く 5 本のステージをローブがすべて制覇。
昨日の最後の SS でコースオフしてレグを撤退。モナコの中心にあるサービスパークまでのロードセクションを走行せず、5 分のペナルティを受けて順位を 8 位まで落としたが、今日の正に鬼神のごときパフォーマンスでトップのマーカス・グロンホルム(フォード)と 2 分 46 秒差、2 位のト二・ガルデマイスター(プジョー)とは 40 秒の差にまで追いつめた。LEG 3 は残り 6 本のステージで合計 116km もあるため、この調子で行けばローブがポディウムどころか 2 位まで上がる可能性は充分にある。いやもう何というか、恐るべしローブ。
前日 2 位とあっぱれな結果だったクリス・アトキンソン(スバル)も、スピンなどでタイムを落とし 6 位まで後退。難易度の高いモナコに初出場でこれだけやれれば立派ですか。また、前日を 4 位で終えたジル・パニッツィ(シュコダ)は、前日からのステアリングトラブルが解決せずに 8 位まで後退。パニやん、またもマシントラブルに泣くというところ。
前日タイヤ選択のミスとマシントラブルが響いて 7 位フィニッシュだったステファン・サラザン(スバル)は、今日は大きく調子を上げて前日から二つポジションを上げる大健闘。さすが元 F1 パイロットはドライ・ターマック(舗装路)コンディションでは速い。前日 3 位と 5 位のガルデマイスター、マンフレッド・ストール(OMV・プジョー)が 2 位・3 位争いを展開し、結果的にはガルデマイスターが 2 位でフィニッシュ。しかしこの二人、昨年もそこそこの成績を上げているんだが、どうしてこう地味なのか。
また LEG1 で 6 位のフランソワ・デュバル(シュコダ)は SS9 でコースオフしてリタイア。スーパーラリーで再走のジャンルイジ・ガリ(ラリーアートイタリー・三菱)も、SS8 でメカニカルトラブルのためリタイア。この二人、どうも安定しませんな。
それと、PCWRC は日本人選手の奴田原が絶好調。2 位に1分以上の差をつけてトップを快走していて、明日もこの調子でいけば PCWRC 初優勝の栄冠が見えてきた。頑張れ、ヌタさん。
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