ネットで見つけたネタでひとつ。
CNN.com のニュースによると、東アフリカのソマリア沖を航行中だった米マイアミ船籍のクルーズ船が武装した海賊船に襲われたときのこと。当初の報道によると、海賊船からグレネードランチャーを打ち込まれたが、巡航速度を上げコースを変えることで辛くも海賊を振り払うことができたと伝えられていた。
しかし同じくCNN.com の続報によると同船は逃げ回っただけではなく、イラク戦争に昨年より投入された非殺傷兵器「LRAD」(ロングレンジ・アコースティック・デバイス)で応戦していたという。
LRAD とは米アメリカン・テクノロジー社によって開発されたもので、ごく狭い範囲に的を絞って最大約 150dB の高音ビームを断続的に発射し、対象の戦意を削ぐことを目的としたデバイス。発せられる音は火災報知機の音のようだそうだが、火災報知機はせいぜい 80~90 dB程度なので、たしかにとんでもない音量ではある。この装置は約 270m の範囲内なら十分な効果を発揮する設計で、「LRAD から約 90m 以内にいると、とても耐えられない気持ちになる」だそうで。ちなみに高音ビームはごく狭い範囲にのみしか届かないので、LRAD を取扱う人やすぐ近くにいる人々には影響がないらしい。
ということでなかなか凄まじい兵器ではあるが、実際効果のほどはいかがなもんだったのだろうか。「とても耐えられない気持ちに」なった海賊の中の人が、はたしてどうなったのか、大変知りたい。
どうでもいいが、この兵器を見て「花のピュンピュン丸」のチビ丸を思い出した私は昭和四十年代生まれだ。ボク泣いちゃうも~ん。
しかしこのアニメの主題歌は財津一郎が歌っていたのは知っていたとして、チビ丸の声って「サザエさん」だったのですね。そして原作はなんと、つのだじろう。そうだったのか。
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