やはりというかなんというか、先日の GB Rally で事故を起こしてしまったマルコ・マルティンは、来週開催される Rally Japan を欠場することが決まった。マルコの代役はダニエル・カールソン。とりあえずプジョーの来日が決まったことにホッとするが、しかしやり切れない思いは変わらない。
そういえば亡くなったマイケル・パークは 1967 年生まれで、私と同い年。もちろんこれは単なる偶然であり、同じ年に生まれたというだけで、その後の生い立ちも境遇も国籍も文化も何もかもが全く違うわけだが、それでも何か他人のことのようには思えない。
先日、マイケル・パークの家族のステートメントが公表された。
「マリー、ヴィクトリア、ウリアム、そしてマイケルのすべての家族は、ラリーに関わるすべての人に感謝しています。世界中から、とりわけエストニアから、たくさんの心暖かなメッセージやサポートを頂きました。すべての人にそのお返しをすることはできませんが、この大変に困難な時を乗り越える力を与えてくれたことに、心から感謝します」
とりあえずプジョーは今シーズンのラリー活動を継続するようだ。しかしマルコの復帰については未定とのこと。今回の事故では幸いにも無傷で済んだので肉体的な問題はないとして、WRC にデビューしてからずっと苦楽を共にしてきた相棒を、自らの事故によって永遠に失うことになってしまった。その精神的ダメージははたして如何ばかりか。バルト三国の一つであるエストニア出身のラリー・ドライバー、マルコ・マルティンは、この困難を乗り越えてラリーの世界に戻ってきてくれるのだろうか。
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