ネットで見つけた久々の宇宙ネタ。
スピッツァー宇宙望遠鏡との連携により、ハッブル宇宙望遠鏡によって撮影された超深宇宙(Ultra Deep Field)の画像に写ったおよそ一万の銀河の中に、従来の予想を遙かに超える大きさのものが見つかったとのこと。リンク元の記事によると、それらの銀河はビッグバンの後、わずか数億年で急成長したとみられるのだとか。従来の説では、ビッグバン後に銀河が形成されるまでには少なくとも十数億年はかかると考えられていたため、この発見は宇宙形成論に新たな示唆を示すものと思われるとか。
それにしても、一万の銀河が写っているという超深宇宙の画像をボーっと眺めていると、高速で突き進む宇宙船に乗って宇宙の底に(物理的な“底”があるのかはともかく)吸い込まれていくような錯覚に陥る。乗っているのはファルコン号か、はたまたエンタープライズ号か。
こういう光景をこの目でじかに見ることは、私が生きている間はおそらくないだろう。しかしたとえそこまでは行けなくとも、我々には宇宙望遠鏡という「目」がある。遙か遙か遠くまで見通すことのできる、電子の力で武装した強力な瞳がある。素晴らしいことだと思いませんか。
・Spitzer and Hubble Team Up to Find "Big Baby" Galaxies in the Newborn Universe(HubbleSite - News Archive、9月27日)
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