九月に入り、なんだかやたらと忙しい。おかげで web の更新も滞りがちですが。
知り合いの知り合いより松茸をいただく。
なんでも中国の東北部、吉林省産だとのことだが、いやしかし、メチャメチャでかいっす。しかも三本も。
中国産の松茸は日本のものと比べると幾分香りが弱め。それでもこの独特の芳香は鼻腔を刺激してたまらない。やっぱり松茸の香りってえのは日本人の琴線に触れる匂いですなあ。
さっそく松茸ご飯にしていただく。せっかくなのでご飯もいつもの長種米ではどうかと思い、あきたこまち(中国産だが)を買ってきた。中国産とくらべると約三倍と高価だが、ボソボソの米ではせっかくの松茸ご飯が台無しになる可能性がある。こういうときに使ってこその金である。
炊飯器にだしの素と醤油、日本酒代わりに白酒を入れ、そして松茸 2 本分を薄切りにして投入。待つこと数十分。できあがりだ。炊飯器のふたを開けると、松茸の香りがぶわっと飛び出してくる。松茸の色と旨味成分をたっぷり吸った米の、茶に金色を混ぜたようなつやつやとした輝きは、どこか神々しさすら感じる。ごくりと生唾を飲み込むのももどかしく、すかさず椀に盛って喰う。美味い。うまいっす。生きてて良かったっすー。
いや、中国に来て松茸ご飯を食えるとは思わなかった。
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