先日発表された iPod nano。噂通り大容量シリコンメモリを搭載したモデルだったわけだ。手に取って見たわけではないので詳細はわからないが、それにしてこの薄さ、小ささは素直に魅力的。同程度の仕様のライバルメーカ機と比べて大幅に低価格なのも驚きだ。また shuffle のときのように売り切れ続出必至だろうか。しかし shuffle 買った人はかわいそうですな、って私もその一人ですが。
今、乗りに乗っている Apple の勢いが端的に表れた製品だと思うけど、それにしてもこんな製品を出されたんじゃライバルメーカもたまったもんじゃない。同じ時期に発表された SONY の新型ネットワークウォークマンなんて完全に霞んでしまったもんな。Apple に追いつくどころか一気に周回遅れの様相を呈してきた感もある。なんとか SONY にはもうちょっと頑張って欲しいとは思うのだけど、ここまで引き離されるともう挽回は無理なのかもしれない。
iPod nano に激しく物欲を刺激されつつ、ここはぐっと我慢して同時にバージョンアップ版が公開された iTunes 5.0 をダウンロードしてみた。今回のバージョンではいくつかの機能アップが行われているようだが、個人的にはプレイリストをフォルダに整理する機能が搭載されたことが嬉しい。というか何で今まで出来なかったのか不思議でしょうがない機能だが、これでようやくプレイリストがだらーっとフラットな状態で保存される気持ち悪さが解消されるわけだ。
ダウンロードも無事終わり、インストールプログラムを実行してインストール。完了後、さっそく起動してみる。しかし「序数 21 がダイナミックライブラリー MAPI32.dll から見つかりませんでした」なるメッセージボックスが表れて起動できないのだった。なんなんだこれは。仕方なくググってみると、いくつか情報があった。それによると、メールソフトの Thunderbird がデフォルトのメールクライアントになっていると mapi32.dll が競合することがあるという。mapi32.dll を Thunderbird が上書きしてしまうことに原因があるような雰囲気である。しかしそんなこと言ったって iTunes を上書きインストールしただけでメールクライアントなんて触ってもいないのに何故か。
さらに調べてみると、Microsoft の FAQ で「[OL2002] 起動すると、競合の解決についてのエラー メッセージが表示される」なる項目を見つける。おお、たぶんこれだ。さっそくコマンドラインから Fixmapi.exe を実行してみた。すると mapi32.dll を修復してくれたようで、無事に iTunes が立ち上がった。やれやれ。
ということで、当面は iTunes 5.0 と iPod shuffle が私の音楽リスニング環境である。まあそのうちハードウェアの方は代替わりしている可能性があるが。やはり買う気か。
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