北京に赴任して初の週末。さすがに疲れがたまっていたのか、今朝起きるとすでに日は高く昇った時刻である。のそのそと起き出して、朝昼兼用の飯を喰いに行く。どこに行こうか逡巡したが、結局は近所のマクドナルドへ。西欧化が急速に進む北京市内では街の至る所にあり、おなじみの「M」のマークの看板をしょっちゅう目にする。ちなみにマックは中国語で「麦当労(マイダンラオ」と書く。どうでもいいが、この看板を見るといつも私は「麦弁当」と読んでしまう。まだまだ中国語の修行が足りない。
注文したのは「麦辣鸡腿汉堡(チキンのハンバーガーで辛いもの)」のセット。日本でいうところのバリューセットで、ポテトフライと飲み物が付く。これでセット料金は 18 元である。日本円にすると約 230 円だから、日本の感覚からするとちょっと安めな感じか。それでも一般的な中国の軽食相場ではそれなりの値段だが、昼近くということもあるのか、家族連れやカップルなどで結構にぎわっている。
肝心の味である。ハンバーガーはチキンの唐揚げの衣がやたらと厚くちょっと油っぽいが、味付けはかなり濃いめ。日本のスパイシーチキンよりかなり辛みが強く、正に「辣(辛い)」の看板に偽りなしという感じ。パンズもまずまず。個人的には日本のものよりこちらの方が好みの味かもしれない。衣がもう少し薄かったら文句なしだけど。
ただしポテトはいただけない。なんともベチャッと水っぽく、芯まできちんと揚がりきっていない。多分揚げるときの油の温度が低すぎるのだろう。しかも仕上げの塩降りも手を抜いたのか、塩気も全然足りなくて味も何もない。元々マックのポテトは不味いと相場が決まっているが、それにしたってこれはちょっとどうか。ここの店舗だけの問題ならいいが、北京マックのポテトはこれがスタンダードだとしたら、次回以降は注文するのをちょっとためらう不味さである。これで日本のセットのようにサイドメニューを選択できるようになっていればまだいいのに、残念ながらセットの場合はポテトのみのようだ。せめてサラダでも選べればまだマシだったのだのだが。生野菜はそれはそれで喰うのは怖いわけだが。
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