ロンドンで同時多発テロに驚く。我が家で唯一見ることの出来る日本語テレビ放送の NHK-BS を食い入るように見る。街角の至るところに監視カメラを置き、市民のプライバシーよりもテロ対策を優先して、不審な外国人と見るや問答無用で片っ端から拘束していく、というある意味めちゃくちゃなテロ対策法すらあるロンドンの、その中心街でのテロ。正に地獄絵図と化した惨劇を見せつけられると、テロとの闘い、という言葉がなんと空虚なことか、とも思う。
それはさておき、本日のお昼ご飯がこれである。私を雇用する北京の会社には社員食堂がないため、お昼は会社支給の弁当が配られる。今日のメニューは鶏肉のボイル、豚肉と空芯菜の炒め物、茄子と挽肉の炒め物など、そしてご飯と饅頭(マントウ)。日本人の感覚からするとちょっと味付けは濃いが、これはこれでなかなか美味しい。ちなみに一人分の弁当代は 3 元(約 50 円)也。中国の食費は本当に安い。
しかしこれ、見ての通り結構なボリュームで、まともに完食するとかなりお腹いっぱいになってしまう。また基本的に中華だけに油ものが多いから、幾分カロリー過多なのも気になる。なので食べるのは出来るだけおかずだけにし、極力ご飯類は残すようにしている。それでも周りを見ていると、中国人スタッフのおねーさんなぞは平気で完食しているから驚く。皆、北京出身の北方系の人だから、おしなべてスラっとしたほっそい体型なのに、一体その薄い腹のどこにこれだけの食物が収まるのか不思議でならない。中国の人がエネルギッシュなのは、きっと喰ったものをすぐにエネルギーにして消費しているからに違いない。
世界ではいろいろなことが起きているけれど、北京で飯を喰らって生きている私である。