セバスチャン・ローブ(シトロエン)の圧勝で終わった WRC ラリー・ニュージーランド。そんな中、シュコダのアルミン・シュワルツは総合十位と今一つふるわない結果に終わったわけだが、ラリー中にコース上を横断する七面鳥に衝突すると言うアクシデントに見舞われたらしい。
シュワルツが七面鳥に遭遇した現場は二日目最初のステージとなった SS9。シュワルツは自らの web サイトでその時の様子を次のように語っている。当初シュワルツは三羽の七面鳥に衝突したと思っていたが、実際は五羽の不運な七面鳥がコースを横断していたと言う。
ちなみにシュワルツはドイツ人なのでサイトも基本的にはドイツ語。しかし日記の部分は英語でも併記してあって助かった。英語はともかく、ドイツ語なんてさっぱり読めまへん。
「土曜日にとても珍しい遭遇があった。僕等は超高速のクレストを超えて小さな谷へに向かう左右のコンビネーションコーナーに差し掛かった。6 速ギヤで最大回転数に達していて、そこに五羽の七面鳥が道を横切って来た。避ける余裕は無かった。可哀相な三羽の鳥達を跳ねてしまった。一羽がエンジンコンパートメントに入り込んでしまったので、僕等はラジエターが損傷したものと考えたが、今回は運が良かったよ。それにしても七面鳥には可哀相な事をしてしまった」
七面鳥には気の毒だが、でもまあ 6 速全開でカッ飛んでいるところに飛び出してこられたのでは、いくら神業のドライビングテクニックを誇る WRC ドライバーでも確かに避けようがない。シュワルツには哀れな七面鳥のためにも、是非とも今シーズンの残りのラリーを頑張ってほしいものである。
しかし道路上に七面鳥が飛び出してくるなんて、いかにもニュージーランドらしいエピソードではあります。
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