今回の MacWorld SF で次々と新製品が発表された模様。驚くほど小さい Mac mini も大変良い感じだが、個人的には iPod shuffle が目玉。「フラッシュメモリ版の iPod」という位置づけのこの製品は、iTunes で最もよく使われているシャッフル再生をシンプルなコントロールで実現する新しいデバイスなのだけど、そのスペックがかなりきている。ガム程度の大きさで 質量 22g。内蔵リチャージブル電池による 12 時間連続再生。しかも 512MB 版で 10980 円、1GB 版でも 16980 円とお値段もリーズナブル。シリコンオーディオとしてはもちろん、同じ容量の普通の USB メモリと比較してもいい勝負ができるぐらいの安さである。競合他社にとっては脅威、というか敵前逃亡したくなるぐらいだろう。
ユーザインターフェースも斬新だ。最近のシリコンオーディオは大きな液晶画面を持つことが一つのトレンドだが、これはディスプレイなどもなく、とにかく Shuffle するかプレイリストをラウンド再生するかの切り替えスイッチだけという割り切りの良さ。どうせ iTunes でプレイリストを管理するんだから、予めセットすればいいだけの話、ということか。もちろん iPod でおなじみのエルゴノミック設計の円形コントローラがついているから、液晶などなくとも基本的な操作はこれで全てまかなえる。そういえば知人の iPod を触らせてもらったことがあるけど、あのコントローラの操作感には感動した憶えがある。あれを考えた人は天才に違いない。
実は今まで Apple 物って iMac も iPod も良いとは思うけどそれほど「引き」を強く感じなかったのだけど、いやはや、これは久々に物欲を刺激する製品である。なんといっても単純にカッコいいと思える強烈なオーラがある。ちょうどジョギング用のシリコンオーディオを買い換えようと考えていた時だったので、タイミング的にもジャスト。同時別売りのスポーツケースもオレンジの縁取りがなんともキュートで、これで音楽を聴きながら走ったら大変楽しかろう。いやもう、ほんとに欲しい。実際、一瞬気を失ってポチッとなするところだった。
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