今日は私を雇用する会社のボーナス支給日である。とは言っても、もちろん現金で貰うわけでなはく、ただ明細を渡されただけ。ペラペラの明細用紙を眺めていると、職場の上司が「俺が入社したときはまだ現金でもらっていた」「先輩の給料袋で試しにやってみたら机の上に立った」などという。
そういえば私が子供のころ、今のように銀行振り込みではなく現金支給だった給料袋を親父に見せてもらった記憶がある。札が入ったズシリと重たい袋を受け取り、ああこれだけお金があれば、いったい何個のプラモデルを買えるのだろうか。そんなことを思い出した。月日は流れ、今度は私が給料を貰う身になった。せめて俺も一度でいいから給料袋を立ててみたいものだ。もっともその前に厚みで袋が立つほどの金額をもらわなきゃ話にならんのわけで、今回のボーナスの金額でそれが可能だろうか。
とりあえず全部千円札ならなんとかなるかも。それでもダメならば、支給額の三分の一ほどを硬貨にして袋の内壁にぐるりと配置し、残りの三分の二を紙幣に換えて全てをしっかりと束ね、硬貨のかたまりの中央部分に置く。硬貨を紙幣の台座とするわけだ。普通の封筒程度の大きさの給料袋を、しかも横にした状態で中の硬貨と紙幣をこういう配置にするのはなかなか難しいかもしれないが、それさえクリアできれば多分給料袋は見事に「立つ」状態になるだろう。なんだか、ちょっと、むなしくなってきたので考察はここまでとしたい。
ボーナスが出たから、というわけでもないのだけれど、今日は焼肉を喰らう。このところキャンプでバーベキューやらオーストラリアでラムチョップやらと、肉を喰う機会がなにかと多かったが、こういういわゆる普通の焼肉は久しぶり。ちなみに入った焼肉屋で扱ってる肉はすべて国産もの。カルビが美味い。タン塩も大変美味い。やはり日本人には日本の肉が一番合ってるのだなあ。
どうでもいいが、焼肉を喰うと、なぜだかヨーデルの旋律が脳内に響くのである。これはやはり一時期流行ったあの歌によって、焼肉 → ヨーデルの連想記憶が強烈に刷り込まれているからだろう。おかげで例の能天気なメロディーが焼肉屋に行く前から徐々に脳内に鳴り出し、肉を喰っているあいだから今の今まで延々エンドレスで鳴りっぱなしである。いい加減ちょっと鬱になってきた。お願いだから誰か止めてヨ~ロレイヒ~。
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