1997年から始まり、すでに年末の恒例行事として定着した感のあるNORADのサンタ追跡プロジェクト。今年もまた始まっている模様である。公式サイトからの情報によると、23 日までサンタクロースは北極にいるので、NORAD の戦闘機による追跡が始まるのは 24 日の朝早くから。それに先だって 17 日にはサンタのテスト飛行を確認しており、すでに準備は万端のようだ。なお、当日は世界中からのサンタ追跡動画が MPEG で配信されるとのことで、相変わらずかなり気合いの入った様子がうかがえる。しかし毎年毎年、ある意味バカバカしい企画を大まじめに、それも公的な施設や設備を使って、さらに戦闘機まで飛ばして、よくもまあやるもんだと感心するしかないが、こういう鷹揚さがアメリカという国の懐の深さなのだろうか。ただのお祭り好きとも言えなくもないが。
ちなみにこの企画は Web での情報公開は 1997 年からだが、NORAD が毎年この時期にサンタの追跡を開始してから今年で 50 年目を迎えるとのこと。その節目を記念して、今年はサンタ追跡の「名誉メンバ」として元ビートルズのリンゴ・スターを招き、リンゴ自らサンタカムを操作してイギリス上空を飛ぶサンタを撮影するそうである。ううむ、リンゴかよ。どうせ記念ならもう少し旬な人を選べばいいのに、って余計なお世話ですか。まあ節目の名誉メンバとしては若干微妙な人選な気もするけれど、「平和っぽい」イメージとしてならそれなりに的を射ているとも言えるか。ただのボーっとしてそうな人だから選ばれたのかもしれんけど。
ともあれ、国際情勢が刻々とキナ臭くなりつつあるおり、くれぐれも間違って撃墜されませんように、と極東の島国から祈る私である。
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