豪州日記五日目。今日も今日とて雲一つない快晴。オーストラリアに来た初日の肌寒さが嘘のように暑い。季節的にはまだ初夏のはずだが、日差しが強烈で気温も高く、日本の感覚なら十分に真夏だ。しかし湿度が大変低くカラッと乾燥しているので、日本の夏のような蒸し暑さとは全く無縁の過ごし安さである。風が気持ちいい。
昨日でラリー観戦が終了し、これから後半の観光モードが始まる。まず今日は手始めに、パース郊外にあるペンギン島へ。ペンギン島はパースからハイウェイを通って車で約一時間、南に下ったところにあり、その名の通りフェアリーペンギンが多数繁殖する小さな島である。ただしペンギンは夕方から夜に巣に戻り、昼間は海に出ているそうなので、日中はほとんど姿を見ることはできない。そのかわり島の海岸にある岩場に巨大なアザラシが昼寝をしてたりして、なかなかワイルドかつ豪快な島だ。ちなみにペンギン島は沖合に約 1km のところにあって、そこまでカヤックに乗って海を渡っていく。青く澄み渡ったインド洋の波間を切ってカヤックを操るのも、これまたいかにもオーストラリアのマリンレジャーといった案配だ。
そういえば島の海岸でシュノーケリングをしていたら、岩場のかげに巨大なムラサキウニを発見。おおっ、ウニだぜウニウニ、と、手にとって一緒にツアーに参加していたメルボルンから来たという若いカップルに「これはスシにして食うともの凄く美味いんだ」と説明したら、「うへっ」ととても信じられないという顔をしていた。まあ確かにトゲトゲがいっぱいついていて、見た目は少しばかり気色悪い生き物ではある。でも悪いことは言わない。騙されたと思って一度喰ってみるがよろしい。それでもやっぱりダメだったらクール便にして日本の私の住所まで送るように。
五日間過ごしたパースを離れて、明日からは車で西オーストラリア南部周遊の旅に出発する。まずはウェーブロックのある Hyden を通って、オーストラリア一美しい海岸のあるという Esperance まで行き、西オーストラリア最南端のリゾート地 Albany をまわって進路を北に取り、今度はワイナリーが密集する Margaret River を経由してパースに戻ってくるという、全旅程五泊六日の周遊ツアーである。
ただしこれは概略の道程で、基本的に宿は特に決めていない行き当たりばったりの適当旅行。なので気に入ったところがあればそこに数泊するかもしれない。海外に来てまでいい加減なのも若干不安ではあるけれど、旅はちょっとぐらい適当なのが面白いものだ。ちなみに最も離れた Esperance まで、パースからたっぷり 700km はある。地図で見るとすぐそこのような気がするが、距離的には東京から広島ぐらいだろうか。でっかいのだなあオーストラリアは。
そんなわけでしばらく音信不通になるかもしれませんが、赤い大地のどこかできっと生きているはずであります。
楽しそうですな。
XXXXもう飲んだ?俺はFOSTERSが好き。
酔っぱらって街を破壊しないでね。
投稿情報: あさの | 2004年11 月16日 (火) 23:40
おいっす。
XXXX はまだ飲んでないが、Victoria Bitter やらドラウト系のビールはしこたま飲んでますぜ。個人的にお気に入りなのは Swan Draught。オーストラリアのビールは美味くてたまらんね。わほほ。
投稿情報: ハマダ | 2004年11 月17日 (水) 21:59