まずは初日。昨晩成田を飛び立ってから約十時間後の本日早朝、オーストラリア西部最大の都市パースに無事到着である。
天候はいきなり雨。といっても四六時中雨が降り続くというわけではなく、急にざっと降ってきてすぐに上がって、忘れた頃に再び降り出していつのまにやら止んで、を繰り返すような降り方。ただ日が陰っているからか気温は予想していたよりかなり低めで、感覚的にはちょうど今の日本と同じくらいだろうか。T シャツいっちょだと相当厳しいが、長袖シャツを一枚羽織ればまあなんとかなるという具合。それでも雨が上がって雲間から日が差せば、一気に体感温度は上昇して夏モードになる。「オーストラリアは一日のうちに四季がある」とは言うが、いくらなんでも寒暖の差が激しすぎである。こりゃ風邪をひかないようにしないとなあ。
空港で日本から予約したレンタカーを受け取り(てっきり日本車かと思っていたらヒュンダイだった)、まずはパース郊外の動物園へ。カンガルーやコアラ、ウオンバットと和んだ後に、今度はスワンバレーのワイナリー巡りである。特に目当てはなかったので道すがら適当にワイナリーを選び、飛び込みでテイスティングさせてもらいつつワインを選ぶ。どこも美味しいワインばかりで非常に迷ったが、赤一本、白二本を購入。パースにはしばらく滞在するので、その間の飲み用をこれで確保だ。スワンバレーからパースのシティに入り、ひとまずホテルにチェックイン。
実はこの旅行で一番肝心なラリー観戦用チケットをまだ手に入れていなかったのである。二年前にこのラリーを見に来たときは、宿泊したホテルのすぐそばにラリーのイベント会場があってそこでチケットは購入できたから楽だったが、今回はイベント会場がホテルから徒歩圏とは言い難いほどかなり離れてしまったのだ。まあバスなど交通機関を使えば行って行けないことはないものの、長旅の疲れが残る体でそこまでいくのはちょっと面倒くさい。かわりにラリー・オーストラリアのヘッドクオター(HQ)がすぐ近くにあるから、そこに行けばなんとかなるだろう、ということでまずは HQ に行ってみる。
HQ のブースにいたおねえさんに聞くと、チケットはパース駅の近くにあるモールの中のチケットショッで買えるという。ラリーの事務的処理を一手に引き受けるのが HQ の役目なのに、なんで肝心の観戦チケットがここで買えないのか、という素朴な疑問を胸にしまって(そんなややこしいことを英語で言えないから)、教えてもらった購入場所に早速行ってみる。しかしいくらその付近を歩き回ってもチケットショップらしきものは何もない。さんざんウロウロ徘徊したあげく、意を決して適当な店に入って聞いてみると、モールの一番奥にある CD 屋でチケットを扱ってるという。わかるかそんなの。
ともあれ、これで観戦チケットも無事に手に入れた。明日から三日間はラリー三昧の日々である。
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