来月から使われる新千円札の見本と称する紙幣が、ヤフーオークションに出品されてたらしい。すでに出品は削除されているそうだが、一時 99 億円もの値がついたとのこと。オークションに出品されていた紙幣は、今年11月から使用される野口英世肖像画がデザインされた新千円札と思われるもので、今月 4 日から出品されていた。7 日未明にこのニュースがマスコミで報道されると一気に入札額が高騰。ヤフーがアクセス急増による負荷対策として出品を取り消した。
出品者は中国・上海に住む紙幣コレクターの男性、というのも怪しすぎるが、入手経路などについて「中国沿岸地方の外国粗大ゴミ回収業者から買い入れた」だの「お札の真偽については銀行関係者にも確認してもらっている」だのと、まあ怪しさ大爆発。ただ件のお札について紙幣を印刷する独立行政法人国立印刷局は、「印刷局内で刷られたテスト券が流出した可能性が高い」とのコメントを発表。出所は怪しいが、モノ的にはモノホンってわけですか。
ちなみにこの見本テスト券は、印刷濃度などを調整するため昨年 7 月から10 月ごろにかけ国内の四工場で計 1800 万枚が印刷されていたそうである。保管分を除くと、局内で細かく裁断した後、業者に依頼し焼却処分されたはずで、焼却には局職員が立ち会い、灰の状態まで確認するという念の入りよう。のはずだったのだけど、その割にこうやって流出してしまうのだから、管理が甘すぎと言われても仕方ないだろう。まあ 1800 万枚もあれば一枚や二枚失敬する輩もいるかもしれないが。
とまあこんな事件の話はどうでもいいのである。本日の私の主張は、この新千円札の野口英世の肖像画ってダイナマ伊藤にクリソツじゃんかよっ、ということだっ。どうかっ。なにがっ。何を怒っているのだ私っ。しかしダイナマ伊藤の画像をネットで必死に探すのも、いい年こいた大人の行動としていかがなものか。
マウスから 離した汗ばむ我の手を じっと見つめる秋の夕べ。
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