New Scientist.com によると、知的生命体からの通信である可能性がある無線信号を受信したと報じた。
この信号はプエルトリコのアレシボ電波望遠鏡が受信したもので、 SETI@homeプロジェクト によると通常のものとは素性が異なるという。「SHGb02+14a」と名付けられたこの信号は、魚座と牡羊座の間にあるほぼ同一の地点から発信されたもので、合わせて三回確認されているとのこと。
ただしこれらの信号が即、知的生命体から発せられた電波であるとは断定できず、SHGb02+14a の正体については、これまで存在が知られていなかった天体現象によるものとする仮説や、望遠鏡の電子機器から出たノイズとするもの、あるいは同プロジェクトのグリッドコンピューティング・ネットワークがハックされた結果生じたとするものなども指摘されているようだ。ちなみに電波の周波数は、水素が放つ周波数と同じ 1420MHz とのこと。水素は宇宙で最も基本的な元素で、この周波数は宇宙で最も雑音の少ない帯域のため、知的生命体が交信に使う可能性が最も高いとされている。
しかしこれって異星人からの電波信号であると断定するには、どうやって検証するのだろう。まずはノイズなどを除去したとして、あとは消去法か。でもまあ、なんとなく「やっぱり間違いでした」というオチで終わりそうな気がしないでもないが、しかし正に万に一つという可能性もある。続報を座して待ちたい。
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