■2004年FIA世界ラリー選手権 - 三菱自動車の活動内容一部見直しについて
ネット上では撤退だ休止だと様々な憶測が乱れ飛んで大騒ぎだったわけだが、三菱から正式に発表された内容には、正直言ってちょっとホッとしている。三菱からのステートメントを要約したのが以下。
・2004年のFIA世界ラリー選手権への参戦は8月に開催される第10戦「ラリー・ドイチェランド」までとする。
・ランサーWRCの開発状況の確認と試験のため、欧州で開催されるラリーの1戦又は2戦に試験参戦をする
・2005年の出来るだけ早い時期に WRC に復帰する
せめて九月のラリー・ジャパンには出てほしかったとか、初のシーズン全戦参加を期待してやって来た鬼才ジル・パニッツィがあまりにかわいそうだとか、いろいろ言いたいことはあるけれど、少なくとも今の時点では(ここが重要かもしれないが) 2005 年の参戦を示唆しているわけで、「完全撤退」とならなかっただけまだマシと前向きに考えるしかない。
しかし三菱が活動休止してしまうことで、WRC に参戦するワークスはプジョー、シトロエン、フォード、そしてスバルのたった四つになってしまった。現在のレギュレーションでは 1 ワークスにつき二台の WR カーしか参加を認められていないから、わずか八台で WRC が競われているわけである。
こんなのでなにが世界選手権か。
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